本物の君山銀針を求めて | 茶人 Meixiang の ブログ 
2018-12-06 23:29:17

本物の君山銀針を求めて

テーマ:

中国茶サロン、リュゥシャン・チャシン

主宰の堀井美香です。

ご訪問ありがとうございます。



2018/11/22
〜中国黄茶の郷、君山島へ〜






湖南省岳陽市にある洞庭湖に浮かぶ総面積0.96平方メートルの小島。
中国十代銘茶のひとつとして知られる「君山銀針」を訪ねて参りました。





湖南省旅行局のオフィシャルサイトによると、君山の名は4000年以上も昔より世の人々に知られ、多くの文人墨客を魅了し沢山の筆跡を残されて来ました。また古代五帝の一人「舜帝」の二人の妃(峨女と女英)の墓と祠が修建されています。
島には「斑竹」という竹が生えており、この種類の竹には天然の紫がかった褐色の斑点があります。その斑点は舜帝の二人の妃の涙の後だと言われています。この地で舜帝の死を知らされ、二人の妃は竹を抱いて三日も泣いた後、湖に投身心中し、湘君(湘江の川の神)となったと伝えられています。




君山島でのお茶の歴史は古く、伝説では"娥皇女英播茶種"二人の妃が種を蒔いた茶と言われます。
唐代に貢茶(皇帝献上茶)となった蒸青団茶"㴩湖含膏"が君山茶の前身とされ、宋代明代には"白鶴茶や黄翎毛"と呼ばれました。清代には"君山茶"または俗称"白毛尖"に、そして新中国成立後に黄茶"君山銀針"が出来上がりました。

清代中期に書かれた中国長編小説の傑作「紅楼夢」に"老君眉"という名前で登場するお茶が君山銀針と言われています。
新中国成立後、君山茶の生産を政府が重要視し、1952年に湖南省岳陽市君山茶場が設立されました。

"金鑲玉"の美称、"三起三落"の伝奇




本物の君山銀針を求めて「君山御茶園」に伺いました。2008年に建てられ君山茶文化を体験できる施設です。
今年の新茶をトールグラスで淹れていただきました。翡翠に包まれた金と称えられるふっくらとした新芽、お湯の中で美しく上下して舞う「三起三落」の様子を静かに眺める至福!




 
君山銀針は、黄茶に分類されますが「悶黄」と呼ばれる、湿熱作用を用いた酸化発酵工程
を経ることで、緑茶とは異なる独特の風味が生まれます。

"九不采"の茶摘み
雨天、露水、紫色芽、空心芽、開口芽、風傷芽、虫傷芽、痩弱芽、過長過短芽、このような品質の良くない芽は摘みません。

本物の君山銀針は島内の茶園で採れる茶葉のみが使われます。無農薬生態茶園で大切に育てられた茶葉は、大きくて立派でした。





今回、岳陽市へは長沙からチャーターバスで移動しましたが、早朝の長沙では霧が出て高速道路が使えずに、4時間近くかかってしまい、島内滞在の時間が少なくなり残念でした。
夕暮れの洞庭湖は美しく、再訪したい気持ちでいっぱいになりました。


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