新型90系ヴォクシーの音質改善。純正ディスプレイオーディオにTS-V174S+DSPアンプを取り付け

こんにちは、マイスターの佐藤です。

 

今回は新型90系ヴォクシーのカーオーディオ施工です。

 

純正ディスプレイオーディオはそのまま使用。

 

フロントスピーカーにcarrozzeria TS-V174S、DSPアンプにSAIACO HSA-300.31PRO、サブウーファーにはcarrozzeria TS-WX400DAを取り付けました。

スピーカーの取り付けにはD-Baffle KSM-006を使用しています。

 

今回のテーマは、車内の見た目や使い勝手をできるだけ変えずに、しっかり音質アップ。

 

そして最後の「調整」にも、少し秘密があります。

見た目は完全ノーマル。ツイーターも純正位置へ

TS-V174Sのツイーターは、ダッシュボードの純正スピーカー位置へ取り付けました。

外から見ても、オーディオを交換していることはほとんど分かりません。

 

ドアにはTS-V174Sのミッドウーファーを取り付け。

 

スピーカーの取り付けにはD-Baffle KSM-006を使用し、ドア内部にもスピーカーをしっかり鳴らすための処理を行っています。

 

カーオーディオは音を良くしたい。

 

でも、車内の見た目は変えたくない。

 

特に車をいじると奥様の視線が少々気になる方には、おすすめのインストール方法です(笑)

 

見た目は完全ノーマル。

 

ただし施工期間中は代車に乗ることになるので、そこだけは隠せません。

サブウーファーは取り付け場所も意外と重要

サブウーファーにはcarrozzeria TS-WX400DAを使用しました。

 

取り付け場所はラゲッジスペースの床下です。

 

ここで意外と重要なのが、サブウーファーをどこへ取り付けるか。

 

今回は、あえて床下収納の狭い側へTS-WX400DAを設置しました。

 

広いスペースへ取り付ければ作業は簡単です。

 

しかし、それでは使いやすい右側の収納スペースをサブウーファーが占領してしまいます。

 

少し工夫して狭い側へ収めることで、右側の収納スペースはそのまま使用可能。

 

オーディオは音が良ければそれでいい、というものでもありません。

 

普段の使い勝手をできるだけ犠牲にしない。

 

こんなところもインストールでは大切だと考えています。

SAIACO HSA-300.31PROでTS-V174Sをマルチ駆動

DSPアンプにはSAIACO HSA-300.31PROを使用しました。

 

TS-V174Sのツイーターとミッドウーファーを、それぞれ独立してコントロールするフロント2WAYマルチシステムです。

 

左右のツイーター。

 

左右のミッドウーファー。

 

それぞれにクロスオーバー、イコライザー、タイムアライメントを設定し、車内で音楽が自然に聴こえるよう調整していきます。

まずはRTAで音を整える

調整はRTAを使用し、ピンクノイズを再生しながら周波数特性を確認します。

 

大きなピークや左右の音圧差を確認し、まずは全体のバランスを整えていきます。

 

RTAを使えば現在の音の状態を目で確認できます。

 

耳で感じていた音の変化を可視化することで、より正確な調整が可能になります。

 

ただし、ピンクノイズには音楽性がありません。

 

ボーカルの厚み。

ベースの鳴り方。

楽器の分離。

音の勢い。

 

そして、聴いていて気持ちいいか。

 

これは実際に音楽を再生して確認しなければ分かりません。

 

まず測定で整える。

 

そして音楽を聴いて仕上げる。

 

いろいろな方法を試してきましたが、今のところこの方法が一番早いと感じています。

タイムアライメントには少し秘密があります

DSP調整で使用するタイムアライメント。

 

基本的には各スピーカーまでの距離差を補正し、音の到達タイミングを揃えるための機能です。

 

実際に運転席から各スピーカーまでの距離を測定し、その数値を基準に調整する。

一般的にはこの方法で間違いありません。

 

しかし、純正ディスプレイオーディオを使用するシステムでは、それだけではうまくいかない車両があります。

 

最近の純正オーディオは、純正状態でも音がなんとなく前方から聴こえるよう、あらかじめ位相を利用した音響処理が行われている場合があります。

 

そこへ一般的な実測距離を基準としたタイムアライメントを設定。

数値上は正しそうです。

 

ところが実際に音楽を再生すると、どこか違和感があります。

 

定位はしている。

でも音に勢いがない。

中低域のエネルギーが薄く感じる。

 

今回のヴォクシーも、実は一般的な実測距離をそのまま基準にしたタイムアライメント調整ではありません。

 

では、どんな数値を入力しているのか。

 

そこは秘密です(笑)

 

ただし、適当に耳だけで数値を動かしているわけではありません。

 

純正ディスプレイオーディオが元々行っている音作りを考え、その特徴をあえて利用しながら調整しています。

 

不思議なことに、実測距離を基準に設定した状態よりも、こちらの方が明らかに音がエネルギッシュ。

 

そしてボーカルもしっかりハンドルセンター付近に定位します。

 

実は一般的なタイムアライメント調整とは、少し違うことをやっています。

調整後は、音楽そのものが生き生きと

調整後はボーカルがハンドルセンター付近にしっかり定位。

 

ただ中央から声が聴こえるだけではなく、声に芯があり、音楽全体にしっかりエネルギーがあります。

 

そして左右への音の広がりも自然。

 

ボーカルを中心に、それぞれの楽器が左右へ展開し、フロントガラスの前にステレオイメージが広がります。

 

実測距離を基準にタイムアライメントを設定した状態より、明らかに音が生き生きしています。

 

理屈だけを考えると少し不思議です。

 

でも、実際に聴けばこちらの方が気持ちいい。

 

TS-WX400DAとの繋がりも良好です。

 

サブウーファーだけが後ろで鳴っているような感覚はなく、フロントスピーカーの低域がそのまま厚みを増していくような鳴り方。

 

低音をただ増やしたというより、音楽の土台がしっかりした印象です。

 

ボーカルの定位。

 

音の勢い。

 

そして低域の繋がり。

 

測定値だけを綺麗にするのではなく、最後は実際の音楽を聴きながら仕上げています。

同じ機材でも「調整」で音は変わります

DSPを取り付ける。

 

距離を測る。

 

タイムアライメントの数値を入力する。

 

イコライザーで周波数特性を整える。

 

もちろん、これらは大切です。

 

しかし純正ディスプレイオーディオの信号を使用する現在のカーオーディオでは、一般的な調整方法だけではうまくいかないこともあります。

 

車両が元々どんな音作りをしているのか。

 

その特徴を消すのか。

 

それとも利用するのか。

 

同じ機材を取り付けても、最後の「調整」で音が変わる理由は、実はこんなところにもあります。

 

見た目は完全ノーマル。

 

収納スペースもできる限り犠牲にしない。

 

でも音楽を再生すれば、純正とは大きく違う。

 

そんな90系ヴォクシーに仕上がりました。

 

【今回のシステム】

・純正ディスプレイオーディオ

 

・carrozzeria TS-V174S
フロント2WAYスピーカー

 

・D-Baffle KSM-006
スピーカーインナーバッフル

 

・SAIACO HSA-300.31PRO
DSP内蔵アンプ

 

・carrozzeria TS-WX400DA
パワードサブウーファー

 

純正ディスプレイオーディオの音に不満を感じている方、DSPやスピーカー交換に興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

車種や現在のシステム、ご予算に合わせてご提案いたします。

 

マイスター  カーオーディオ&セキュリティ