ジムニーの音が中央に来ない…そんな悩み、実はかなり多いです。

 

【ジムニー】音が中央に来ない理由と解決方法|DSP調整実例(珍しく佐藤が書いてます)

こんにちは、マイスターです。

いつもは川口がブログを書いていますが、
今回はちょっと珍しく、佐藤が書いています。

普段の作業の中で、
「これ知ってるだけで音の変わり方が全然違うよな」と感じる内容だったので
今回書いてみました。


■ ジムニーでよくある悩み

ジムニーの音が中央に来ない…そんな悩み、実はかなり多いです。
「なんか右から聞こえる」「スピーカーの位置で鳴ってる感じがする」
これ、原因があります。


■ 今回のご相談内容

今回のお客様は納車前の段階でご来店。

純正オプションで
カロッツェリアのコアキシャルスピーカーを発注済みでした。

ただ、ジムニーは構造的に
ドア下にスピーカーが付いているだけなので

どうしても
音が足元からしか鳴らず、前に出てきません。

最初は「ツイーターを追加したい」というご相談でした。


■ 提案内容(ここがポイント)

ツイーター追加もアリですが、

それなら
BLAMのLFR52を追加して、ダッシュ上部から中音域を鳴らす構成の方が

・音が前に出る
・ステレオイメージが出やすい
・情報量が増える

ということでご提案しました。

LFR52は比較的手頃なモデルですが、
この使い方をすると効果はかなり大きいです。


■ そしてこうなる(笑)

この流れでよくあるのが…

「どうせならドアも揃えた方が良くない?」

となり、

最終的に
**BLAMで統一(Jimny165)**という構成に。

結果的にはかなりいい仕上がりになりました。


■ 取付のリアルな話

LFR52は今回はピラーにビス止めで取付。

ある程度狙った方向には向けられますが、
やはりビス止めなので“ベストな向き”までは追い込めません。

その影響で

・ガラスへの反射音
・直接音とのズレ

が出てしまい、
そのままだと狙った位置に定位しません。


■ 結論:原因は“音のねじれ”

ジムニーで音がまとまらない一番の原因は

音のねじれです。

スピーカーの位置・角度・反射の影響で
左右の音がきれいに重ならず、センターに来ません。


■ 実際の調整内容(今回のセッティング)

今回の調整はこんな感じ👇

・クロスオーバー:500Hz付近
・LFR52は逆相で使用
・タイムアライメントはクロスを基準に決定
・右側(LFR52+165)を約10cm遅らせ

さらに…

ピラー取付による角度ズレと反射の影響を補正するために
TAで細かく追い込みを行っています。


■ EQについて(ここがかなり重要)

EQは正直かなり触っています。

左右独立で細かく詰めていき、
ピーク・ディップをしっかり整えた上で

最終的に

・右の3kHz付近を軽く抑える
・左の400Hz付近を少し持ち上げる

といった“味付け”をしています。

ここだけ見ると軽い調整に見えますが、
その前段でしっかり土台を作っています。


■ なぜクロス500Hzが効くのか?

ジムニーは

・ドア
・ダッシュ
・ガラス反射

この関係が独特で

400Hzだと繋がりが悪く、
500Hz付近の方が自然にまとまりやすい傾向があります。

このあたりは実際に触ってみないと分かりにくい部分です。


■ 調整後どうなったか?

・ボーカルが中央に定位
・ダッシュ上に音像が浮かぶ
・スピーカーの存在感が消える

この状態になると、
“スピーカーを鳴らしている感覚”がなくなります。


■ 今回の施工内容と費用目安

今回のシステム構成👇

・BLAM 165 Jimny
・BLAM LFR52
・DSPアンプ(HAS-300.31PRO)
・スピーカーケーブル変更
・デッドニング施工
・DSP配線バイアンプ加工

これらを含めて

総額:約26万円前後(税込)

となります。

※車両や仕様によって変動します


■ まとめ

ジムニーは

・取付位置
・角度
・反射

の影響が大きい車なので

単純なスピーカー交換だけでは
ここまでの変化は出ません。

・クロス
・位相
・TA
・EQ

これをしっかり組み合わせることで
一気に“別物”になります。

「ジムニーで音に違和感がある方は、かなり改善できる可能性があります。」


■ 最後に

カーオーディオは
機材よりも“どう鳴らすか”が重要です。

今回のような調整で
音の世界はかなり変わります。

気になる方はお気軽にご相談ください。

マイスターでした。