安定のご無沙汰状態で失礼しております。
夏バテしながらも毎日何とかしのいでいます。
ちょっと今日は思い出語りを。
昨日ニュースで、新幹線の車内販売終了のお知らせを知りました。
時代の流れとはいえ、一抹の寂しさを感じます。
実は人生で初めてのアルバイトが新幹線車内でのお弁当販売でした。
すっごい昔ながらのスタイルで、首からかごを下げて
地元名産の食材を使ったお弁当を売り歩いていました。
当時はのぞみよりもこだまやひかりのほうが多く走っていて、
こだまやひかりは地方のお弁当業者が委託を受け、その地方のお弁当を販売していた時代でした。
たまたま求人広告でお弁当業者のバイトを見つけ、
田舎の車社会で、新幹線に乗ったこともなかった高校生は
「タダで新幹線乗れるの?!」
と興味本位でとびついたのです
高校1年生の夏休みは、ほぼ毎日新大阪ー岡山間を2~3往復していました。
乗車率100%越えの社内を、お弁当とお茶だけ入れた移動かごを頭に乗せて人をかき分けて売りに行ったり
たまたま乗り合わせた幼馴染親子や担任、学年主任がお弁当を買ってくれたり、
社長夫婦になぜかすごく気に入られてよくお菓子をもらったり
そのせいなのか先輩社員にいじめられたりミスを擦り付けられたり
(そしてその先輩社員とは4年後に別のバイト先でも遭遇するという嫌なご縁もあり)
初めて完売した時にチームのみんなでハイタッチして大喜びしたり
バイト終了の日には、優しい方の先輩社員が小さな花束を渡して別れを惜しんでくれたり。
働くことの楽しさや厳しさをしっかりと教え込まれた現場でした。
そして当時ののぞみは特別な車両で、車内販売も専用のクルーによる販売で、
制服もかわいいしワゴンの内容も充実していて…
ホームや従業員専用スペースですれ違うだけの私にとっては憧れでもありました。
その後こだまやひかりでの委託販売が無くなり、新幹線はほぼのぞみになりましたが、
いまでも新幹線の車内販売には特別な愛着があります。
JR西日本はまだ継続するのかな?
JR東の方もサービス終了までに出張で利用予定なので、
車内販売のシンカンセンスゴイカタイアイスとホットコーヒーで名残を惜しんで来ようと思います