明秀学舎菅田校では7月22日(月)から
夏期講習を開講します。
対象は小学4年生から中学3年生
科目は小学生が算数・国語、中学生が英数国理社
横浜市緑区東本郷近隣の小中学生の皆さんで
ご興味ある方はぜひ、お問い合わせ下さい。
以上、お知らせでした。
さて、前回の続き。
成績を上げるのに、年齢が上がるにつれて時間がかかるのはなぜか。
中学生を例にして、お話ししましょう。
中学1年生だと、まず、中学校生活の最初に行ったテストで小学校との違いを実感します。
ここで勉強する時間の大切さに気付けば、次の試験に向けて勉強方法などを修正できます。
さらに、中学1年で学習することが、小学校の延長だとわかると
難易度が上がったようには感じられないのですが、中学校の勉強は難しいと思い込んでしまうと
まるで呪縛のように取りつかれて、勉強する行動が鈍くなります。
1年生の時に、高得点をとった喜びや満足感だったり、点数がアップした経験を
体験することで、その後も、同じ体験ができるように、机に向かうことができます。
そして中学2年生になり、ここで大きな分岐点が生まれます。
それは進路をどうするかを考え始めるかどうかです。
目安となる内申点や偏差値、自宅からの距離などを具体的に調べることが大切です。
そして、現在の自分の実力と比較して、数値目標を立てて勉強に取り組めれば
成績は上げられます。なぜなら、目標を達成するためには、成績を上げないといけないのですから。
なので、数値目標や自分の課題を立てずに勉強していても、成績を上げるという
意識は高くなりません。
また、自分の実力や成績に危機感を覚えられたら、成績を上げようという意識が生まれますが
自分の理想よりも現実を知ることが増えてきて、妥協やあきらめという意識が強くなるのです。
一度、その意識が強くなれば、大きな影響が与えられない限り
(例えば雷に打たれるとか、強い憧れを抱く存在が現れるとか)
自分の成績を上げるための行動がしづらくなるのです。
ここまでのお話は、上位校への進学を想定したものではありません。
当然、上位校を希望すれば、ここまでの話は当たり前なことなのですが
まずは、意識の問題が最初のネックとなるでしょう。
そして2つ目の問題点として、前学年の学習理解度が大きくかかわります。
特に英語や数学は、それまでの学習を踏まえて次の単元や次学年の単元に
関わってくるので、復習する時間が必要となります。
とはいえ、実際に復習するには、何か他の時間を削って、その時間を作り出さなければなりません。
ではここで削れる時間はどこにあるのか。
睡眠時間を削りますか。そうすれば体調に不調をきたします。
部活動の時間を削りますか。そうすると退部しないといけないかもしれません。
遊ぶ時間を削りますか。これが一番理想ですが、スマホを手放しましょう。できますか。
多分、どれも無理となって、結局は問題の解決にはなりません。
学年が上がるにつれて、自分の生活リズムを変えることに抵抗が出てきます。
ここで、一念発起して変えられたら、成績は変わるでしょう。
早めに取り組めれば、復習する時間が作れますが、だんだん遅くなると
その時々の勉強や課題に追われて復習できなくなってきます。
これが、時間がかかる理由です。
勉強は、苦手なことが出てきたら、その時に手を打たないと、どんどん苦手意識が
強くなり、克服しづらくなります。
1学期の勉強で、苦手なところが出てきた皆さん。
夏休み中に、克服しませんか。