・腰割りと四股ふみ
割と最近はメジャーなトレーニングの一つになった、スモウスクワットともいう腰割り。
四股ふみの前段階であるこれやることで自分の場合はインナーマッスル(腸腰筋あたり)を鍛えることが出来た、と感じてます。
インナーの強化によって、上半身と下半身の連動がスムーズになり、座技での腰や下半身の安定につながったというのがその実感。

なんか之までは、足と上半身がばらばらだったような感覚でしたからね。

 

 

・素振りの鍛錬
 現在使用している本身は抜き身で1,000gとやや重量級。
 この本身を自由自在にビュンビュンと扱えるようになりたい、ということでホームセンターで売っているツルハシの柄(重さ800gほど)に釣具屋で売っていた棒鉛(1本100gだったか)を10~15本ほど貼り付けて素振りをしてました。
これで重さは2kg超。
ツルハシの柄は柄部分が刀の柄と同様の小判型のうえ太く、さらに先端が太い為に先重心となるので負荷は十分。
単純にパワーをつけるには良かったかもしれません。
が、結果的には大間違い。この鍛錬方法だけが直接原因ではなかったでしょうけど、疲労蓄積による右前腕筋を損傷することになり、現在もその後遺症があります。

 

「今使っている刀が重いから、もっと重いものを振って鍛えよう」という短絡的な鍛錬は怪我の元。
今、「こっちだろう」と考えている素振りの鍛錬方法は、
「少し重いんだよな」とか「もっとこの刀を速く振れるようになりたい」という刀を7~8割ほどで100~200回連続で振れる、理想的な速さで連続50~100回ほど振れる、となってから1.2倍程度の重さ・負荷にレベルアップ、それを繰り返していけば良い。
筋肉は裏切らない、という考え方もあるが、関節・腱はあっさり裏切ってくれます。

 

そういえば、こうした体の鍛錬方法は自分が初心者~参段当時の指導者からは聞かなかったなあ・・

必要としていなかったのかもしれない。

でもこうした鍛錬の方法・・というか思考法については、自分が指導者になってからもっと多く、なおかつ実践しておかなければいけないなぁと実感することが増えているのです。