夏休みに読みたい本

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●日本史は面白い‼
茂木貞純・前田孝和/著
『遷宮をめぐる歴史―全六十二回の伊勢神宮式年遷宮を語る』

「日本人の心のふるさと」といわれる伊勢の神宮。
この本は、1300年もの歴史がある神宮の式年遷宮を、第1回から第62回まで、全て紹介している唯一の本です。しかも、簡潔に書かれているので、難しくありません。


 

その頃の時代背景にも触れているので、遷宮の歴史から、日本史を眺める面白さも絶妙です。
また、一回ごとに書かれているので、最初から読み通さなくても、気になる時代の回から、そしてその前後を、という読み方もできます。
定期の式年遷宮のほかに、仮殿・臨時といった遷宮もあるのですね。

このようにして、古くて新しい状態が保たれ、遺物ではなく生き続けている伊勢の神宮を、今も私たちは実際に訪ね、観ることもできます。
世界には、歴史も伝統も断絶して伝えられない国や民族もあるし、戦乱や貧困などにより、現在それどころではない状況におかれている人々もあります。
このように自国の歴史に親しめるとは、実は、恵まれた事ではないでしょうか。
先人が築いてくれた、かけがえのない歴史。大切にしたいものです。

/坂