明成社編集部有志のブログ
編集・出版のこぼれ話、うら話など大公開
  • 13Jul
    • ベルギーと日本の深い絆

      世界の親日国と言えば、台湾、ブラジル、トルコなどをあげる人が多いと思います。激闘を繰り広げたサッカー、ワールドカップで日本が決勝トーナメントを決めたときの相手国、ポーランドも、1920年7月から2年の間に765人のポーランド人孤児をシベリアから保護し、日本に迎えた史実をはじめ、絆が深い事で有名です。そして実はその決勝トーナメント初戦で戦ったベルギーも、日本との間に深い友好の歴史がある国です。明治26(1893)年、駐日公使として赴任したアルベール・ダネタンは日本を愛し、明治43年に死去するまで17年間、ワシントンやバチカン公使などの「栄転」を断ってまで日本に駐在し続け、世界における日本の地位向上のために努めました。日清戦争で日本が旅順港を占領したとき、諸外国では、「日本が現地で一般住民を虐殺している」となどと人種的な偏見から来る誤った報道がなされました。このときダネタン公使は、事の真偽を確かめようと調査に乗り出し、べルギー本国政府に次のような報告書を送って、それらの報道が間違っている事を明らかにしました。「そこに居合わせたフランス武官・ラブリ子爵に会ったが、彼は断言した。殺された者は軍服を脱いだ兵士たちであり、婦女子が殺されたというのは真実ではないと。占領の数日前にほとんどの住民は避難しており、町には兵士と工廠の職工たちだけであった」これはほんの一例です。ダネタン公使の死後も、その夫人、また後を承けたバッソンピエール大使も日本に深い親しみと信頼を寄せ続けました。さらに第一次大戦では中立国でありながらドイツに蹂躙され苦衷に立つべルギーへの支援活動が日本国内で熱烈に展開され、一方、関東大震災ではベルギーが日本にあらん限りの援助を尽くした事など、日本人が知っておくべき日本とベルギーとの友好のドラマは多々あります。詳しくは是非、明成社刊『私の日本史教室 甦る歴史のいのち』(占部賢志著)を繙いて下さい。(彦星)

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  • 05Jul
    • 夏休みに読みたい本

      ●日本史は面白い‼茂木貞純・前田孝和/著『遷宮をめぐる歴史―全六十二回の伊勢神宮式年遷宮を語る』「日本人の心のふるさと」といわれる伊勢の神宮。この本は、1300年もの歴史がある神宮の式年遷宮を、第1回から第62回まで、全て紹介している唯一の本です。しかも、簡潔に書かれているので、難しくありません。その頃の時代背景にも触れているので、遷宮の歴史から、日本史を眺める面白さも絶妙です。また、一回ごとに書かれているので、最初から読み通さなくても、気になる時代の回から、そしてその前後を、という読み方もできます。定期の式年遷宮のほかに、仮殿・臨時といった遷宮もあるのですね。このようにして、古くて新しい状態が保たれ、遺物ではなく生き続けている伊勢の神宮を、今も私たちは実際に訪ね、観ることもできます。世界には、歴史も伝統も断絶して伝えられない国や民族もあるし、戦乱や貧困などにより、現在それどころではない状況におかれている人々もあります。このように自国の歴史に親しめるとは、実は、恵まれた事ではないでしょうか。先人が築いてくれた、かけがえのない歴史。大切にしたいものです。/坂

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  • 27Jun
    •  『皇太子殿下 皇位継承者としてのご覚悟』を読む  

      すっかり夏の日差しが強くなりました。街行く人々も、涼しげな格好の上に、さらにハンカチやタオルで額や首の汗を拭う姿がそこかしこに見られます。ところが炎天下、どんなに熱い最中でも、したたる汗をぬぐおうともせず、しかも微笑みながら、説明をする人の話に耳を傾け続けられた方が……平成19年、佐賀県での高校総体開会式に臨まれた時の皇太子殿下のお姿です。「暑い」と決しておっしゃらないのは、周りの者を心配させる。それ以上に、懸命に説明してくれる人々への礼儀とお考えなのかもしれません。本書の中ではこのように礼儀正しく、そして思いやりの深い、殿下のお人柄を示すエピソードが随所に出てきますが、ではそのような殿下のご人格はどのようにして形成されたのか、その一端を深く示しているのが、本書の冒頭に掲げられている、殿下の次のような2首の御歌です。朝早き函館港に立ちて偲ぶ明治の帝の御幸ありしをももとせの昔帝の見ましけむ白山にして我登りゆくこの二首に共通するのは函館、白山という景勝の地を訪れながら、はるか昔、同じ土地を訪れられ、或いは同じ光景を目にされた明治天皇を偲ばれていることです。幼少期より、明治天皇のみならず歴代天皇のご事績、ご聖徳を熱心に学ばれてきた、そのことが現在の殿下のご姿勢、ご人格に大きな影響を与えられたのではと拝察します。読むほどに、皇太子殿下のご人徳にふれ、暖かで清らかな空気に包まれると共に、皇室の伝統がしっかりと受け継がれる中で、新しい御代を迎えることができる確信と喜びがジワジワと涌いてくる本です。(彦星)『皇太子殿下─皇位継承者としてのご覚悟』https://meiseisha.thebase.in/items/921396

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  • 11Jun
    • 樺太真岡 軍使の手紙

      昭和20年8月20日、樺太の眞岡では、終戦の日を過ぎてなお侵攻するソ連軍の戦闘を止めるため、停戦軍使が派遣されました。ところが、初めに停戦軍使に派遣された村田中尉、そして次に派遣された村山中尉も、ソ連兵に射殺されてしまいます。村田中尉が、直前に両親へ宛てた手紙の写真が、『樺太1945夏』という本に掲載されていますが、何と書かれているのか判らず、説明もありません。不鮮明な写真を睨めっこしながら捜しましたが、手がかりは乏しく、ようやく判ったときには胸が熱くなりました。手紙に添えられていたのは、「君がため散れと教へて己れ先づ嵐に向ふ桜井の里」という、会津藩士矢野常方の和歌でした。これを目にされたご両親のお気持ち、如何ばかりであったでしょうか。一人でも多く眞岡の人々を守るために、村田中尉は、楠正成公を仰いだ会津藩士に自らを重ね、軍使の務めを果たされました。数々の切なくも尊い犠牲のうえに、樺太の停戦は成り、スターリンが計画した北海道分割占領も阻止されたことを、心に留めてほしいと思います。宗谷岬から僅か43㎞先。晴れた日には樺太の島影が、肉眼で見えるそうです。ほんの70年ちょっと前まで、樺太に40万もの日本人の暮らしがあった事を、忘れてはなりません。ロシアによる樺太の実効支配は違法であり、正当性がない事を訴えるのは、日本人しかいないのです。『国家なくして平和なし―樺太・満洲 故郷はるか』ぜひ、繙いてみて下さい。

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  • 31May
    • 今上陛下のご聖徳を知る

      まもなく私たちは今上陛下のご譲位による御代替わりを迎えようとしています。今上陛下は平成28年8月8日、譲位の「お気持ちの表明」をされ、その中で天皇としての大切な務めである祭祀、そして地方巡幸などの公務が高齢のため行えなくなっても、天皇としてあり続けることは正しいのかという、ひとつの「問題提起」をされました。言い換えれば、今上陛下がそれだけ全身全霊を傾けて、祭祀と公務の務めを果たしてこられたことが偲ばれます。平成の御代をふりかえり、いま一度、そのような今上陛下の御心やお務めを知るにあたっての格好の一冊が渡邉 允著『平成の皇室 両陛下にお仕えして』(明成社刊)です。平成の御代、天皇陛下は昭和天皇がご高齢のため制限された祭祀をすべ元に戻して継承されました。「おそらく、歴代天皇の中でも特に真面目になさっている」と、著者は長く侍従長として陛下のお側にお仕えした経験から、本書の中でそのように証言しています。また行幸啓については、「両陛下は、『人と会う』ことを第一義にお考えになっています。いわゆる名所旧跡へはまったくいらっしやいません。いらっしゃるところは、福祉施設、障害者施設、老人ホーム、あるいは保育園。そして、農業や漁業といった地域の産業に関係するところ、そして、人と会う時間をなるべく作ろうとなさいます」とも。著者があとがきで「お伴の私は退任しましたが、両陛下はこれからもずっと、弛まぬお務めの日々が続きます」と書いてからすでに10年。改めて、天皇皇后両陛下への感謝の思いがこみ上げてくる一冊です。                         (彦星)

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  • 24May
    • 挫折した建武中興の理想は、明治維新という形で復活した。

      神戸の湊川神社では、御祭神の楠木正成公が殉節された5月25日、楠公祭(なんこうさい)が行われています。今年は、5月26日(土)に、楠公武者行列があるそうです。http://www.minatogawajinja.or.jp/festival/next.html久保田収/著『建武中興―後醍醐天皇の理想と忠臣たちの活躍』には、https://meiseisha.thebase.in/items/921395「建武中興は、わずか両三年で挫折したとはいえ、それはわが国の歴史に重要な意義を有するものであった。」とあります。今年は明治維新150年となりますが、明治維新の原動力の一つは、建武中興に対する景仰であったと言われています。『太平記』やその中に記された楠木正成の志操は、次第に王政復古の運動を導き出し、それは時と共に、さらに強くなっていったのです。僅かな期間で挫折しながら、後世にかくも多大な影響を与えた「建武中興」とは、どのようなものだったのでしょうか。明治3年~7年まで日本に滞在したアメリカ人グリフィスの書『ザ・ミカドス・エムパイア』には、日本の学生や友人に、日本の歴史の中でもっともすぐれているのは誰かと聞いたとき、彼らはすべて楠木正成と答えた、と述べられているそうです。果して今の学生や子供たちは、楠木正成を知っているでしょうか? 『太平記』を知っているでしょうか?建武中興が、明治維新を後押ししたことを、日本人は知っているでしょうか?本書でぜひ、明治維新の原動力に触れてみて下さい。

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  • 25Apr
    • おばあちゃんの知恵に学ぶ

      人気の朝ドラマ『半分、青い。』。その第一週のテーマは「生まれたい!」 腎臓の持病があったために、子供を生むことに自信がなかった女性が、大変な難産の末にドラマの主人公「鈴愛」を出産するところから始まります。どこの家庭にあっても出産、育児は一大事ですが、特に初めての育児は練習なしで、いきなり本番がやってきます。そこで大切なことが、日本人としての育児方法の共通指針―つまりおばあちゃんから伝わるべき生活の知恵と説いているのが、のべ50万人の子供達を診てきた小児科医、田下昌明先生の著書『もう子育てでは悩まない この一冊で育児は完結する』です。中には例えば、8人の子供を育て上げ104歳で天寿をまっとうした、あるおばあちゃんが妊娠中に「便所掃除、雑巾がけ」を一生懸命やるように母親から言われた、という話がでてきますが、著者によると、これらは身体の構造から言っても安産への道につながる実に理に叶ったことだと言うのです。まさに目から鱗。これからお母さんとなる方はもちろん、家族として周りにいる老若男女、皆さんに読んで頂きたい一冊です。(彦星)

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  • 11Apr
    • 9条あれこれ

      憲法9条の見直しが図られています。一方で、よく聞くのが「憲法9条のおかげで、日本の平和は守られてきた」というもの。本当にそう?決めつけないで検証したうえで、国民は賛否を示す責任があります。『憲法9条Q&A―改憲論への疑問に答える20の論点』https://meiseisha.thebase.in/items/921394は、普段よく見聞きする20項目を見開き1解説にまとめ、9条改正論に疑問を感じる人へ、説明するのにぴったりです。「ちょっとここだけ読んでみて」と、渡してみるのも良いですし、「興味ない」という人にも、興味を持ってもらえるのではないかと思います。共産党の人さえも、殆ど聞いたことがないのが、実は、共産党はかつてこの9条に大反対していた、という話。本当の所は解っていながら、立場上、護憲を掲げるのは、手段化しているとも思えます。/坂

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  • 16Mar
    • 『嵐の中の灯台』「青の洞門」がラジオで放送

      福岡、佐賀の皆さん、RKBラジオの朗読番組「おしゃべり本棚」(毎週土曜日夕方5時20分~5時30分放送)にて明日17日と来週24日の二日間にわたって、明成社から出版されている『嵐の中の灯台』のなかの「青の同門」が朗読、放送される予定です。内容もすばらしいですが、日本語の美しさを感じつつ、情景を思い浮かべながら耳をすますのもとても豊かなひとときと思います。ぜひエリアの方々にお奨め下さい。(彦星)

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  • 08Mar
    • 『新編 維新の歌』(仮)発刊にむけて

      これは、私が高校生の時に手にした本で、『維新の歌』(昭和49年初版、日本教文社刊)の表紙カバーです。今は絶版となっています。本書には、梅田雲濱、吉田松陰、佐久倉東雄、有馬正義、伴林光平、平野國臣、真木和泉守、高杉東行、野村望東尼、橘曙覧の歌が掲載されています。歌を詠むと、志士たちが、天皇、国、友、家族らへの思いや、また自然に親しんだ豊かな心を知ることができます。今年は、明治維新150年にあたります。明治維新は、西欧列強の圧力をはねのけ、近代国民国家をつくった日本の誇りある歴史です。そのなかでは、多くの志士たちが自らの命をかけて、維新の成就に尽くしました。この度、弊社では、幕末から明治維新にかけて活躍した志士たちの歌を編集して、本を刊行するよう準備を進めています。8月頃の発刊になりますが、ぜひ、楽しみにしてください。(俊雄)

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  • 05Mar
    • 憲法に自衛隊を明記しよう 『えほん 自衛隊ってなあに?』

      憲法に自衛隊を明記しよう 『えほん 自衛隊ってなあに?』憲法改正の上位項目として「自衛隊明記」が挙がっています。手に負えない災害時など、自衛隊を当然のごとく頼っているにも関わらず、その法的位置づけは曖昧なままです。国家・国民を守る組織が「憲法違反」であっては話にならないし、この先やっていけるとは思えません。問題は問題のままにしておく方が、反対の口実が失われないから都合がよいのか、解決しようとする姿勢を感じません。本当の解決を願うなら、先送りしないで議論し、私たちの世代で解決すべきではないでしょうか。絵本は子供だけのものではなくて、大人にも、子供の頃の純粋な心を呼び起こしてくれます。「自衛隊ってなあに?」このあどけない質問に、ページをめくりながら、今日の私があるのは、他の誰かのおかげなのだと、しみじみ感じさせてくれました。みんなお世話になっている自衛隊。ぜひ、読んでみて下さい。/坂

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  • 28Feb
    • もっともっと日の丸、君が代を日常的に。

      韓国・平昌で行われた今年の冬季オリンピックは日本人選手のメダルラッシュに涌きました。特に終盤に行われた新競技、女子マススタートで初の金メダルに輝いた高木菜那選手が表彰台の真ん中に立って誇らしげに「君が代」を歌う姿は、見ていてこちらも胸が熱くなりました。ただ、それを一回でも視聴できた自分は幸運だったのかもしれません。今回のオリンピック。せっかく日本人選手があれだけ多くのメダルを手にしながら、テレビを通して表彰時の「日の丸」を見たり「君が代」を聴いたりのシーンがほとんどなかったという声が多く聞かれたのです。もちろん、メディアの放送の仕方が一番問題なのですが、来たる二年後の東京オリンピックまでには、もっともっと、他の国と同じように、国民が日常的に日の丸を揚げ、君が代をことある毎に歌うようにかなれれたらなと思います。それが憲法改正と共に、日本が「普通の国」になる一つのステップに違いありません。(彦星)『私たちの美しい日の丸・君が代―子供たちに伝えたい国旗・国歌物語』

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  • 16Feb
    • 新生活のスタートに!

      今年は明治維新150年。今の日本があるのは、明治維新あればこそ。そして、武士道なくして明治維新なしといえるでしょう。『永遠の武士道―語り伝えたい日本人の生き方』には、次の“薩摩武士道”8編が収められていますが、抜きん出ているのは、その人間教育力です。 1.郷中内では何事であっても心をこめて話し合う事が大切である 2.日頃から山や坂を歩き回って足腰を鍛えておけ 3.平和な時でも、乱れた世の中にあっても、勇断の出来ない人間は役に立たない 4.正義のある所だけを見定めて立ち、信念を持って動かない 5.人を相手にせず天を相手にして、自分は誠を尽くしているかだけを省みよ 6.梅の花や紅葉の様に風雪=困難に耐えてこそ人間も美しい花を咲かせるのだ 7.因循姑息な議論を述べられたので、幾度も繰り返して反論し、遂にご了承頂いた 8.一筋の道を貫いて年を重ねてきた生き方は、か細くとも決して他に乱される事はないと、人格形成の糧になるものばかりです。学びは一生、でも難しくはありません。『永遠の武士道―語り伝えたい日本人の生き方』なら、一日見開き2頁で、心が整います。毎朝、この2頁の読書を続けている!という学校の先生は、溌剌とされていました。もうすぐ桜の季節がやってきます。卒業・入学のお祝いに、新生活のスタートに、人生の節目に、エールを込めて。心を定めて、日々を過ごしませんか?/坂

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  • 07Feb
    • 北方領土の日

      今日、2月7日は、北方領土の日です。毎年、総理大臣も出席して政府主催の「北方領土返還要求全国大会」が開催されます。この大会には、各党代表や元島民、また北方領土返還にとりくんでいる団体も参加して、官民一体となって、北方領土返還をアピールするものです。今年の大会では、安倍首相は、「私とプーチン大統領が終止符を打つ」と述べ、日ロ条約締結への決意を強調しました。しかし、先頃の報道では、択捉島の空港が軍によって使用されているとの情報もあり、厳しい日ロ交渉がうかがえます。しかし、ロシアは、かつて領土返還に応じたこともあります。詳しくは、下のブックレットを参照してください。領土問題は、粘りと意欲が大切です。日本会議事業センター編『日本固有の領土 北方領土をとりもどす』北方領土問題がわかるQ&A定価648円 A5判56頁

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  • 31Jan
    • 「西郷どん」観るならこの一冊(その2)

      NHK大河ドラマで、「西郷どん」がはじまっています。主人公は、明治維新の英雄・西郷隆盛です。一昨日までで4回の放映がありました。テレビドラマとして作成しているため、少なからずのフィクションは含まれています。しかし、教科書では伝わらない西郷隆盛について、知ることのできるいいドラマだと思います。西郷は貧しい武士の家に生まれました。しかし、西郷の農民をことを思う心や斉彬公を慕う気持ち、高い学問を志す場面が描かれていました。ドラマは、これから幕末から明治維新という激動のなかに進んでいきます。その中で、西郷は大きな活躍をします。また、明治維新後の新政府でも西郷は陸軍大将として、中心的な役割を担います。今後も、注目したいと思います。ぜひ、近著『西郷隆盛―日本の精神を代表する英雄』岡田幹彦著をお読み下さい。

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  • 29Jan
    • 「西郷どん」観るならこの一冊

      明治維新150年の今年、NHKの大河ドラマ『西郷どん』 が人気です。主演の鈴木亮平はこれまでの大河の主役と比べるとそんなに有名な大スターというわけではありませんが、体当たりの熱演がすがすがしく、とても好感をもって受け止められているようです。むろん、ドラマはドラマ。多少、戦後的な価値観も入り交じりながら、全てが真実とは言えませんが、世の多くの人々が西郷隆盛という人物に関心を持つ大きなきっかけにはなりそうです。とはいえ、やはり西郷の本当のすごさ、偉大さも知って頂きたいところ。そこでお勧めしたいのが、明成社より昨年刊行した岡田幹彦著『西郷隆盛―日本の精神を代表する英雄』です。子供たちにもわかりやすく、やさしい文章で綴りながら、特に勝海舟との談判、そして勝の西郷評などは大人が読んでも熱いものがこみ上げてきます。コンパクトで、ドラマの進行に合わせて是非読み返したい一冊です。(彦星)

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  • 16Jan
    • 松本訓導殉難碑

      『国民の覚醒を希う』をお読みになりましたか?この写真は本書に書かれている「松本訓導殉難碑」です。 論語の中に「志士仁人無求生以害仁有殺身以成仁(志士仁人は、生を求めて以て仁を害することなく、身を殺して以て仁を成すことあり)」との教えがありますが、私がこの教えを知ったのは、「松本訓導殉難碑」の碑文によってです。その碑は、東京都武蔵野市の井の頭恩賜公園のところを流れる玉川上水の畔に建てられた立派な碑ですが、今はあまり訪れる人もなく、ひっそりと林の中に建っています。(『国民の覚醒を希う』)井の頭恩賜公園は広く、ボート池あり、象のハナコで有名な動物園あり、運動場あり、バードウォッチングよし、桜の名所とあって、実に多くの人が訪れますが、この碑は“知る人ぞ知る”碑です。場所はこのあたり。上水に落ちた教え子を救おうとして飛び込み、殉職した松本虎雄先生は、まさしく没我=愛の人でありました。三好会長がこの話を聞き及んだのは、松本訓導殉難から十五年を経た昭和九年、小学校一年生の遠足で同じ井の頭公園に行った時だそうです。私は、遠いといえない場所に越して来て、数年知らずにいましたが、三好会長のご文章により、通勤で通る玉川上水にかかる橋の上流と知り、探して以来、訪ねるようになりました。玉川上水沿いの遊歩道は、恰好のランニングコースにもなっていて、観察すると、多くの人は通り過ぎていきますが、中にはランニング途中、立ち寄って手を合わせる人、遊びながら駆け上がってくる子供たち、何だろう? という感じで碑に近づいて来てしばらく眺めて帰る人も。 私たちは、このような模範となる方々の功績をたたえる顕彰を等閑にしてはなりません。顕彰は、その方の霊をはじめご遺族の方々をお慰めするだけではなく、同じ職にある者、同じ職に就く者にその職責を強く意識させますし、更に広く多くの人々をも教え導くからであります。(『国民の覚醒を希う』)来年は、松本訓導殉難から100周年。碑の前で手を合わせる人が、増えてほしいと思います。/坂

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  • 25Sep
    • 新刊のご案内です。

      『もう子育てでは悩まない この一冊で育児は完結する』田下昌明著A5判 360頁 定価:1800円+税本書は、日本会議の機関誌「日本の息吹」に約15年つづいた好評連載「子育て支援塾 -日本大好き・ありがとうお母さん」を一冊にまとめたものです。子育て中のお母さん、お父さん。妊娠中のお母さん、お父さんには、ぜひ読んでいただきたい一冊です。また、これから結婚する女性の方へのプレゼントとしても最適です。本書の内容は、育児の大方針の立て方から、赤ちゃんの母乳について。子供の衣食、病気の対処など、詳しく書かれています。まさに、この一冊で育児は完結します。https://meiseisha.thebase.in/items/8177766なお、本書の書店流通は、10月初旬になります。お急ぎの方は、上記のリンクより、明成社オンラインをご利用ください。

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  • 04Aug
    • 明治維新150年、世界史に輝く日本の歴史

      慶応4年(1868)1月、鳥羽伏見の戦がはじまり、新政府軍と旧幕府軍の戦い=戊辰戦争となります。時を同じくして、新しい政治の大方針をまとめ、五箇条の御誓文として、明治天皇は、群臣を率いて天神地祇に誓われました。そして、太政官に権力を集中させた新政府を発足させます。9月には、元号を明治と改めます。来年は、平成30年(2018)。この明治維新より150年となります。明治維新は、欧米列強の圧力をはねのけ、指導力を失っていた幕府を倒し、近代国民国家をつくりだした、日本の誇りうる歴史です。世界史をみても、これだけの改革ができた国は他にはありません。欧米列強の支配をうけた中国や東南アジアでも、日本に見習って、改革をおこそうとする動きもみられます。一口に明治維新といっても、さまざまな過程のなかで、それぞれの場所で、多くの活躍した先人がいます。弊社でも、明治維新についての本やブックレットは多数あります。ぜひ、ご活用ください。ちなみに、最新刊は、『西郷隆盛』です。(俊雄)『西郷隆盛』『吉田松陰』『橋本左内』『明治天皇』『私の日本史教室』『永遠の武士道』『日本人の誇りを伝える最新日本史』『日本の心に目覚める五つの話』『明治の御代』『日越ドンズーの華』

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  • 02Aug
    • 夏休みに読みたい『日本の心に目覚める五つの話』

      明成社には、素晴らしい本があります。『日本の心に目覚める五つの話』(松浦光修/著)は、読むうちに清々しくなれる本です。でもちょっと、謎めいたタイトルですね。「日本の心に目覚める」、「五つの話」……、いったい何だろうと思いませんか?その鍵は、本のはじめに書かれています。 …戦争や災害や不況が、どんなに襲ってきても、それだけですぐに、国が滅びるわけではありません。けれども、その国の人々が、その国の人々らしい“心”を失ってしまったら、国は、いつのまにか“気化”して、消えてしまうのです。果して今の日本の状態はどうでしょう。その国の人々らしい心を持っている、といえるでしょうか?この本は、「日本人として、これだけはどうしても知っておいてほしい」5話を、著者いわく「どこかの市民講座にでも出かけて、話しを聞くような、気楽な気分で」読み味わえます。語り口も、全然堅苦しいものではありません。緑色の表紙も爽やかで、夏休みにはぴったり。心の中にある、日本らしい日本に出会えます。明成社オンライン 《日本を知ろう》 には、他にもいろいろ揃ってます!

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