名教学院のブログ  -2ページ目

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 先月、お盆休みを利用して、福井県へと小旅行に出かけた。昔、一緒に働いていたA先生と会うのが目的で、A先生の実家が目的地だ。夏期講座が始まる時刻と同じ午後1:30に岩塚駅に集合、福井県へ2時間半のドライブが始まる。福井県といえば、小学生の頃、永平寺を訪れて以来になる。永平寺の廊下をトイレをさがして走り回った小学生の頃のことが思い出される。

 福井県の県境をまたぎ、いよいよA先生の実家に着いた。この辺りのはずと車のナビが示す家の玄関に人影が・・・。車がゆっくり進む中、その人影に向かい思いっきり手を振るが、スルーされてしまった。通り過ぎてしまったため、「ここだよ、ここ。」と車はバックして、無事に到着。玄関から出てきたA先生の笑顔は昔のままだった。そこで疑問が・・・。さっきの人影は誰?A先生が我々に気づいて無視するわけなどないし・・・。その後、さっき手を振った時にこちらを見ていたのは、A先生の妹さんだったことが、出迎えてくれた家族全員の姿を見て判明した。A先生と妹さんはとても似ていた。

 A先生の実家で夕食をご馳走になる。テーブルいっぱいの手料理にお酒、そして、絶えることのない会話、この夕食が永遠に続いてくれないかと思うほどに楽しい時間だった。A先生とはもう5,6年会っていたないはずなのに昨日のことのように感じられると、我々は皆、同じことを口にしていた。

 夕食後、UNO大会が開催された。7回戦やったのだが、われわれは誰一人勝てず、全敗することとなる。もちろん、これはA先生家族に対する配慮であり、しかし、A先生家族には負け惜しみとしかとられなかった。というか、我々が弱すぎた結果でしかない。

 時間は前後するが、先生の実家にお邪魔するにあたり、先生の甥っ子、姪っ子がいるという情報を入手、喜んでくれたらとお土産を買っていった。3歳の姪っ子さんにはクレヨン20色セットとお絵かき帳、小学生の姪っ子さんと中学生の甥っ子さんには筆箱を渡した。3歳の姪っ子さんは夕食が終わると、たくさん絵を描いてきて、描き上げた数枚を1枚1枚解説してくれた。

 楽しい時間はあっという間に過ぎる。A先生家族との別れは名残惜しく、後ろ髪をひかれながら全開にされた車の窓から流れる声を残し、A先生が予約してくれたゲストハウス”ナマケモノ”へと向かう。

 下の写真は翌日の朝食。井戸水はこんなにもおいしいものかと、インスタントなのに喫茶店並みの味がするコーヒーに感動。ペットボトルにその水を入れるが、もしかして、この地域の人々はお風呂もトイレもこのおいしい水で、と思うとなんとももったいない気がしてくる。

 帰りは電車での帰路のため、福井駅までA先生に送ってもらった。その車の中で、うれしい話を聞くこととなる。前日、お土産の筆箱を姪っ子さんは、寝るときに抱いて寝たというのだ。実は、その日の午前中に新しい筆箱を買いに行き、気に入るのがなかったので、買わずにそのまま帰ってきたらしい。そんな中、ほしかった筆箱をプレゼントされ、「なんで、先生は私が筆箱をほしいってわかったんだろう?」と不思議がってA先生に尋ねたというのだ。プレゼントされたものを抱いて寝るという光景を想像してみるだけで胸が熱くなる。「本当に大切なものは目に見えないんだよ。」というフレーズそのものだ。甥っ子さんも、姪っ子さんも、ほんとに素敵な子たちだった。接しているこちらが幸せな気分にさせてもらえた。子どもってやっぱりすごい。

 

追伸

福井駅で思わぬ光景に遭遇する。

駅のベンチに座る恐竜。でかい人が座っているなぁと、なにげに見ていただけなので、恐竜であることに気づいた時には驚いた。本物の恐竜でなくてよかった。命拾いをした。それにしても、3つしかないベンチの1つを恐竜にゆずるとは、さすが恐竜を愛する県だ。

 ゲストハウスで頂いた”腰に手を当てて牛乳を飲める券”が、時間の都合で使えなかったことだけが後悔だ。

 A先生とは5,6年ぶりの再会だったが、嘘のない付き合いがあったからこそ、長い時間を簡単に飛び越えることができたのだと思う。人と人との出会いがもたらしてくれた奇跡に感謝しかない。

 愛知県から福井県への旅は、”愛”と幸”福”が感じられる素敵な旅だった。