こんにちは、ココアこと田中貴子です。
写真は、鎌倉の・・・おそらく6月になれば、沢山の人が訪れる有名な場所です。
〇〇〇ブルーと呼ばれるスポットなのですが、分かりますか?
答えはガイドブックの表紙にも飾られる、明月院です。
私も4年前に、関西の友人たちと紫陽花を観に行きましたが、人も花も華やかですごかった!
あれから・・・ずっと行きそびれていた鎌倉に、先日25日急に思い立って出かけてきました。
選んだルートは北鎌倉駅から、円覚寺そして明月院の王道。
修学旅行でグループ見学する学生さん達や、外国からの観光の方も見かけますが、皆さんゆったり楽しまれてます。
GW前の静けさのまま中を歩けば、本堂にある「悟りの窓」から、まぶしい新緑が目に飛び込んできました。
おおでまりの花がやさしく揺れて、可愛いです。
花想い地蔵さまも、どこかのんびり。
更に鎌倉五山第一位の建長寺へと足を運べば・・・大きな三門が出迎えてくれました。
ここをくぐると、執着から解放されるのだそうです。
ご法堂には、釈迦苦行像(写真手前・体のやせ細った姿が痛々しい)千手観音菩薩像、天井には雲龍図が飾られています。
途中この言葉が目に留まり、今また自分をしっかり見つめよ!と喝を入れられたかのよう。
この日は薄曇りで幾らかひんやりとした天候だったので、もしや行けるかな?
10年ぶりに建長寺の鎮守「半僧坊大権現」を祀るお堂へ階段を上っていきました。(ブログの私、若いなぁ)
足取りも軽いし、あの頃より元気かもと勘違いした私です。(実は10年前のときは7月だったことを失念)
旗が道案内するように上へ上へと続きます。
半僧坊大権現に仕える天狗が12体も祀られて、あともう少し!と励ましてくれているようでもあり、ちょっと迫力あります。
更に5分ほど、約250段の階段を上る(これキツイです)と、鎌倉の街と海が見渡せる頂上へ。
ここで戻ってもよかったのですが、どうせ行くなら今だとエイヤッで、天園ハイキングコースへと歩みを進めました。
人に全く会わないし、一人だしで、怖くなる瞬間もありましたが、戻るより進もうで、ひたすら前へ。
そのうち、時折すれ違う人がいると分かると強気になったり・・・と思ったら、綱を渡した石壁がありました!
どうしよう!とためらっているうちに、反対側から男性がやってきて、行くしかないで最後にコケてお尻を打ったり(泣)
少々キツイ行程でしたが、ゴールの看板に差し掛かる頃には達成感で胸いっぱいに。
一人で黙々とやり切ったことが嬉しくてなりません。
覚園寺までは、ハイキングコースから比べたら、もう楽々です。
ここは鎌倉幕府2代執権・北条義時が建立した大倉薬師堂が覚園寺の始まりだったそう。
昨年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を夢中になって観ていた私は、北条義時といえば、今も小栗旬さん演じる苦悩の姿ばかりがイメージされるけれど。
ここにおいて拝観受付所から先は、お祈りする空間として、庭木も含めて全て、写真・動画撮影も写生もNG。
その浄化された自然との一体感が素晴らしく、そしてタイムスリップしたような懐かしさもあって、やさしくて・・・
中央に薬師如来像、左右に月光・日光菩薩像の三尊像を前にすれば、もう言葉はいらなくて。
あぁ、ここに来たくて、導かれるように、ここまで歩いて来たんだ・・・!
そう思ったら、涙がじわ~と込み上げてしまいました。
大丈夫、そのままでよい!と微笑んでくれたような眼差しが焼き付いています。
実はここ1ヵ月ちょっと、自分の現状をもう少し変えたくて、あがいてみたけれど。
素直な気持ちで動いたはずが、なぜかブレーキがかかって、心も体も限界を超えてしまう流れになり、残念ながら手放すことに。
まだまだ甘かった自分を責めそうになっていたのです。
迷惑をかけてしまうとか、根性が足りないとか・・・苦しいパターンに陥るより、まず思い出すべきことは
今出来ることに心をこめる!
(覚園寺で、ここなら大丈夫ですよのエリアで撮った新緑)
可能な限りシンプルに、自分の持ち味・キャパ、バランス感覚をもっと信じる。
お腹から声出して笑ってるか?の元気の泉を意識する。(私の場合はバロメーター)
旅の道程のごとく、幸せいっぱいの気分もあれば、何でこんな苦しさが続くのかの試練の時期もある。
でもどちらもないと、そこに至る喜びも深まらないし、成長もない。
発展途上だから、うっかり見逃したり、繰り返してしまうことだってある。(トホホだけどね)
色々な心象風景を見せてくれた1ヵ月、そして鎌倉に行けたご褒美の機会に今はすごく感謝したいです。
読んでくださって、ありがとう。