何事もなく

無事、臨時国会が終了したそうです。

毎年行われる臨時国会ですから

いい加減 通常国会 と言えばよさそうなものですが

毎年レギュラーに行っていても

「臨時」みたいです。

融通が利かないこの国をよく表しています。

 

その臨時国会では

例によって外国人安価労働者輸入法や

水道民営化法、

漁業民間業者参入法が

さしたる議論もしないまま通過、成立したようです。

 

今回の臨時国会を振り返ってみると

例によって冒頭

片山さつきとか桜田義孝という

無能だったりお行儀のよくない大臣のスキャンダル、揚げ足取りに始まり

それに時間を費やし

結局時間不足、タイムリミット、

審議未了、消化不良で強行採決、

毎回同じことの繰り返しです。

 

ことによると

出来の悪い代議士のスキャンダルを

予め内閣から週刊誌へ情報がリークされ

それに野党が喰いつき

それでワーワー騒いでいるうちに時間だけが過ぎ

目出度く強行採決で法案成立

という茶番が毎回繰り返されるようです。

 

場合によっては国会の議論を避けるため

大臣の二人や三人、

首を差し替えてもいいような内閣の組閣「人事」、

出来の悪い大臣のテンコ盛り、

 

あるいは二階代議士が

国会の進行を混乱させるために

わざと自派の大臣から問題を噴出させ

安倍の覚えめでたきを狙ったんじゃないか

と疑わせるかの采配、

 

そして上程される法律が

決して自民党や

まして野党などの政党から上がってくるものでなく

産業競争力会議とか経済財政諮問会議とか規制改革推進会議とか

安倍周辺の財界人から持ち込まれる「要望」を即席に「法案化」

 

特にパソナとかオリックスの役員をしている竹中平蔵が

それらの企業の代弁者として

利益相反 承知の上で諮問会議などをリード、

居並ぶ勉強不足のボンクラ経済人が

一周遅れの陳腐化した「政策」に感動したり賛同したり

反対できぬままに「議案」が国会に上程され

 

官僚も「大臣」も消化不良、

「法案」の中身があいまい、いい加減なままに「審議」せねばならず

それがデータの改ざん、捏造、隠ぺいを引き起こし

最後は「省令」や「政令」で補完する

なんていうことにして強引に決めているようです。

 

要は「国会無視」

ということですが

それに対し

無視されている自民党の連中もお目出度いですから異議を唱えることが出来ず

左程に無能な連中の集団であることを露呈しているようです。

 

平安、平穏、

波風も立たず

これを見たら

イギリスやドイツ、フランス、

さぞかし切歯扼腕、

下手に民主主義国家ヅラするから厄介なことになるんです。

 

そこへいくと中国、日本、

東洋の知恵、

形は民主主義にして民主主義に非ず

国民を手なずけ 押さえつけるのは得意、

巧みな

私的思いつきを追認させる機能としての国会、民主主義、

うまいことを考えたものです。

 

レギュラーでも「臨時」と言い張るのと

同じ知恵でしょうか。

 

まあこの辺の狡さにかけては

西洋人には及びもつかないでしょう、

東洋のこの伝統、知恵、才覚、

 

大事にしたいものではありませんか。

 

イヒヒヒ・・・・・。