以前のブログでご紹介した、奇跡の村「舟橋」
平成のはじめには1,400人ほどだった人口が…
今年4月時点で3,202人と、2倍以上に増えている(しかも子どもや学生が増えているんです)リアル奇跡の村なのです。
視察に行きたいなぁ、と思ったのですが…
「村の人口増加の要因が国立市で役に立つものなのかどうか調べてほしい」と他の委員に言われてしまったので、一念発起!!!
行ってみることにしました。
(視察申請をしていないので100%自腹です)>(笑)
富山市から車だと25分(電車なら15分)という好立地の村は、高い建物がほとんど無く、美しい田園が広がっていました。
村役場に行く途中で見えてきたのは村立の図書館。
駅舎を併設しているので電車に乗る人の利用が多く、村民一人当たりに換算した貸出冊数が日本一となっているそうです。
そしてこの図書館。
実は、2008年にカモシカが浸入するという騒動があり…
当時の司書さんが、その出来事を絵本にしたそうなのです。
さらに…
その絵本は、舟橋村のふるさと納税の返戻品にもなっていました。
しっかりしてるなぁ(笑)
こちらが村役場。
入り口にあった舟橋村民憲章と手づくりの壁掛けに、ちょっとホッコリ(*^^*)
今回は正式な視察ではないので…
お仕事のおジャマにならないよう、生活環境課で「ふなはし親子手帳」だけいただいてきました。(村外の人でもいただけるそうです)
舟橋村では、生活環境課の「子育て世代包括支援センター」があり…
保健師や栄養士、助産師などが専門機関と連携しながら、妊娠期から、出産、子育て期まで継続的なサポートをしているそうです。
つまり「舟橋村版ネウボラ」をリアルに実現しているんです。
富山市の中心部から近いこともあって…
産後ケアなどでは、あの素晴らしい富山市の「まちなか総合ケアセンター」の産後ケア応援室を活用しています。
もうひとつ面白い取り組み。
赤ちゃんが産まれるともらえる「バースディボックス」の中に、子どもの名前入りのスタイやカトラリーが入っているのですが…
作っているのは、村のママさんから成るハンドメイドチーム「funacco」さんたち。
「funacco」さんたちの手づくり赤ちゃんグッズはネット通販でも買えるそうです。
村のママたちがすぐに仲良くなれるのは、こんな取り組みがあるからなんですね。
村でできるソフトの部分は「村」で…
施設整備が必要なハードの部分は「近隣市」を頼って…
と、効率のよい行政サービスを行っていました。
なるほどなぁ。
まさに、立地と人材を生かしたスマートな行政です。
国立市で参考にできることがないか…
しっかり考えてみますね。