4月に「つみたてNISA」の講座をすると決めてから…
「NISA」や「つみたてNISA」の話に夢中になっていたので忘れていましたが…
実は、2022年には「iDeCo」の大きな改正もありました!!!
「iDeCo」をご存知でしょうか。
「個人型確定拠出年金」の愛称で、老後の資金づくりに役立つ制度です。
人生100年時代を心配なく生き抜くための自分で作る年金です
月々5,000円から自分で積み立てて、60歳以降に受け取る仕組みになっています。
運用益は「NISA」や「つみたてNISA」と同様に非課税!
積立金額は所得控除の対象となり、所得税や住民税の節税になります。
受取時も退職所得控除や公的年金等控除で非課税になる可能性が高いです。
iDeCoで拠出できる金額は、年金の被保険者によって異なります。
①第1号被保険者(自営業者など):最大81万6000円
②第2号被保険者(会社員など):最大27万6000円 (公務員など):14万4000円
③第3号被保険者(専業主婦・主夫など):27万6000円
運用できる商品は、投資信託、定期預金、保険商品などです。
さて…
2021年の総務省「労働力調査」によると、労働人口の総数は6667万人。
2年連続で減少していますが、その一方で、高齢就業者数は、2004年以降、18年連続で前年に比べ増加し、912万人と過去最多となっています。
以前は60歳で定年と言われていましたが…
2021年の就業者の割合(就業率)は、60歳〜64歳が71.5%
65歳~69歳が50.3%
半数以上のシニアが、70歳くらいまで働いていることが分かります。
そんな状況を反映して…
個人型確定拠出年金である「iDeCo」も制度改正されることになったのです。
1.iDeCoの受取開始時期の選択肢が拡大( 4月1日~)
改正前は、70歳までにiDeCoの受け取りを開始しなければいけませんでしたが、今回の改正で、最大で75歳まで受取開始を遅らせることができるようになりました。
(※同じタイミングで公的年金も受取開始の選択肢が拡大されています)
2022年4月1日からは公的年金とiDeCoの両方とも75歳からの受け取りを選択できるようになりました。
65歳を過ぎていても年金を受け取らなくても生活が回っている方は、受け取る年金額を増やすとともに、iDeCoの非課税の運用期間も長くできるようになったのです。
もちろん、今までと変わらず早くから年金やiDeCoを受け取りたい場合は、60歳からの受け取りも可能です。
2.加入可能年齢の拡大 (5月1日~)
改正前はiDeCoへ加入できるのは、60歳未満であることが条件になっていましたが、2022年5月からは、国民年金の被保険者であれば原則65歳未満まで加入できるようになりました。(※任意で国民年金に加入していることが条件です)
さらに…運用益が非課税となる期間が最長75歳までとなりました*\(^o^)/*
3.企業型DC加入者のiDeCo加入の要件緩和 (10月1日~)
企業型確定拠出年金に加入している人でも、iDeCoに入りやすくなりました。
改正前は企業型確定拠出年金に加入している場合は、企業型DC規約でiDeCoへの加入を認めていないとiDeCoへの加入ができませんでしたが、2022年10月1日からは企業型確定拠出年金に加入している人でも原則iDeCoに加入できるようになります。
(※ただし、事業主の掛金とiDeCoの掛金の合計が最大でも月額5万5,000円までとなっており、事業主の掛金が既に5万5,000円に達している場合は、iDeCoに拠出することはできません)
実は私も、ウッカリ忘れていました!!!
(慌てて再加入)>(笑)
60歳を過ぎたけど、任意で国民年金を払っている人は「iDeCo」が使えます。
コツコツと積み立てて将来に備えましょう!
お奨めのポートフォリオは、個別相談で…(笑)