「品種の選択と、肥培管理は腕の見せ所…」

 

先日、ブロッコリーの栽培講習会に参加してきました。

ブロッコリーの栽培試験は難しく、まず、様々な基本事項を知り、どんな方向性で取り組むのが良いかヒントを求めてこようと思いました。

 

長野県はここ10年を振り返ると、ブロッコリーの栽培が急激に増え、平坦地、高冷地と幅広い地域で栽培されています。

昔からのブランド産地としては、浅間山麓の御代田町小沼地域があり、いち早くレークマシンによる製氷システムを導入して、優れた産地の核となってきました。

        ★ブロッコリーのブランド産地

           https://blog.goo.ne.jp/megumico_k/e/e551f907258dcb0cca0982278acd28fc

 

 

種苗会社による講習ですので、品種特性と栽培法のお話しが中心になります。

ブロッコリーは、栄養生長から生殖生長に移るときに急激な変化を避けたいので、花蕾ができた頃の追肥に注意…。

窒素が多いなどでホウ素欠になると、空洞症(下写真)になるので、多窒素栽培を避けたり、ホウ素資材を施用する等々…、詳しい説明をお聴きしました。

また、ハクサイ同様に「黒斑細菌病」が主要病害として挙がりました。

         ★ハクサイ黒斑細菌病

             https://ameblo.jp/megumico-agri-a/entry-12576519284.html

 

興味深いのは、Q&Aの時間です。

30名強の参加者でしたが、質問からどんな栽培をされているのかが大体わかります。

質問に答えるために、どんな品種を栽培したかを尋ねると、わからない方が複数…。

品種を知らずに栽培??

現場がいかに多様であるか、改めて知らされます。

そして、具体的な栽培法より、連作障害や病害の対策を求める声が印象的でした。

 

ブロッコリーの特性に、「揃いにくいこと」があるそうです。

ブロッコリーの試験は難しいと思っていたのが、正しくそこにあり、育苗での施用効果は明らかでも収量調査が難しい…。

試験データは採れても判断の難しさがあって棚上げしていた作物です。

 

収穫が揃うようになるかがポイント。

丈が伸びにくいという新品種で、理想の丈に生育を促す効果を。

お話の流れから、取り組みのヒントをいただきました。

品種と肥培管理にチカラを添える…資材の腕の見せ所にしたいものです。

 

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