最後に残るのはお金じゃない。ひととの絆 | 虹色の日々

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2017父の闘病から看取りまで終えて認知症の母との同居を開始。2019.4 母グループホームへ入所。2022.4.グループホームで転倒。大腿骨骨折で入院→老健入所→グループホーム退去。2022.8現在コロナ罹患を経て老人ホーム入居待ち 
2023.4ようやく老人ホーム入居できました。

最後に残るのは
人と人との絆。
だと信じてる。

私は自分、自分の家族、友達
仲間、地域、日本🇯🇵が大好き❤️

だから守りたい。
そのために何ができる?
少しずつ。出来ることから。

「国家破産」以後の世界

藤井厳喜・著 光文社 
2004年12月刊 より抜粋

『国家破産という大変動で、
最後にあなたを救うのはいったいなにか、ということになる。

財産を守りたい。
少しでもお金があれば助かる。
あなたがそう考えるなら、
筆者はなにも言うことはないが、
はたして、それであなたは本当に幸せであろうか?

国家破産ではほとんどの国民が
大損害を被る。おそらく、
いまから確実に計算し、資産を守り抜いた資産家だけがその被害を免れる。

また、戦後の復興期の日本でもそうであったように、抜け目なく稼いで財をなす人間も出現する。旧日本軍の資産を横流ししたり、進駐軍の物資を横領して儲けたり、あるいは闇取引で儲けたりというようなことと同じことが起こるだろう。

しかし、それでうまくいったとして、
あなたは、多くの国民が苦しんでいるのを見て幸せだろうか?

自分だけは助かったと、笑っていられるだろうか?ロシアのルーブル危機のことを思い出してほしい。

ロシア人たちは、どうしてあの厳しい冬の寒さを乗り越え、餓死することなく生きてきたのか? 

それは、国家官僚を信じず、家族や親戚、友人同士で助け合ったからである。

子供は親の面倒をみて、家族同士は助け合って働いた。ルーブルは紙くずになったが、彼らは物々交換で日常生活の物資を融通しあった。

つまり、いくらお金や資産を持っていようと、あなたを支えてくれる周囲の人間がいなければ、あなたは助からないのだ。

もちろん、お金や資産があれば助かるが、それだけであなたは幸せにはなれない。

筆者はこれまで「国家破産本」を批判してきたが、それはこうした考えに基づいている。

最後にあなたを救うのは、守り抜いた財産や資産ではけっしてないのだ。

あなたを救うのは「誠」の精神であり、あなたの信用である。それによって築かれた人と人の絆であり、もっと言えば「愛国心」』であろう。