ΔT値の増減によって、皆既及び金環帯の位置が西か東にずれることがあります。現在のΔTは66となっており、ほぼ正確な値です。現在は予報されている通りの皆既及び金環帯で、それぞれの現象が予報された場所で正確に見られます。
NASAが予報した過去の日食帯は、ΔTの数値が著しく増大するので紀元前1999年までしか表記されません。未来の日食帯も同様に西暦3000年までしか予報されていないのです。上図をクリックすると拡大します。
上図にあるBC1999-BC1980の日食帯は正確な場所で日食が見られるとは言えず、日食が見られる場所はかなりずれてしまいます。日食帯がどの範囲に分布しているのか確かめるには良い資料と言えます。
この時代のΔTは、紀元前1999年6月12日の皆既日食で46438と言う数値になってしまいます。地図の上に示されているΔTの数値の移動を示す矢印も甚だしくなってしまいます。
http://www.wagoyomi.info/suiko/suiko.htmlと言うサイトは、ΔTの増減によって皆既帯の位置が変わる様子が書かれています。
左写真は、ドリー・ホフレイト氏提供の1851年7月28日に撮影された世界で最初の皆既日食写真です。ループ状のプロミネンスが、時計の針の3時・5時・10時の方向に出ています。