ビューグル(英:bugle)とは、非常に単純な構造の金管楽器で、小型でバルブを持たないナチュラル・ホルンの一種である。音程は吹き口でコントロールする。そのため、ビューグルは自然倍音しか出すことができない。
日本にビューグルが紹介され持ち込まれたのは幕末で、慶応元年に英国の歩兵操典(英國歩兵練法)が翻訳された際に、信号喇叭譜が紹介された。その後、フランス軍事顧問団によってフランス式の喇叭譜及びフランス式ビューグルがもたらされた。明治18年にフランス式をベースとした陸海軍喇叭譜及びビューグルが制定された。明治42年に陸軍は独自の喇叭譜を制定し、終戦まで用いられた。
戦後は自衛隊の創設と同時に新しい喇叭譜が制定された。静岡県浜松市では毎年6月に喇叭祭が開催され、市民総出でビューグル(主に旧日本陸軍の駈足喇叭譜)を演奏している。