ついさっき確認したメールの中に、ヤンゴン日本人会からのものがあった。
その内容は、
今晩、緊急で日本人のオペを行う。
脳出血で、輸血が必要だから該当する人は病院へ来てください。
このような内容だった。メールを見たのは19時半。オペ開始は20時からだったのでとにかく時間がないことがわかる。
私達はその病院まで割と早く行ける距離に住んでいる。同じ日本人として、ミャンマーでの緊急事態に力になりたいが、私の血液型は残念ながらOではないので該当せず。そして夫。夫はO型である。協力できるかと考えた、しかしそのメールの中では「日本人のO型」を求めていた。夫はミャンマー人だ。該当しない。
私は医療従事者でないからわからないが、国籍によって血液のなにかに問題が生じるのだろうか。
輸血の際には必ずスクリーニング検査もすると書かれているし、それに日本国内での献血は外国人でも基本的にはできる。
しかし特定の国の滞在歴など、その問題なのだろうか。ミャンマーだから、なのか。
そしてもう一つ。
その病院の建物は立派だ。その見た目からはヤンゴンの中でも高度な医療を受けられるのではと思う。
だがメール内にはこの病院には血液バンクがない、と書かれていた。
この血液バンクがない、とは「日本人血液がない」ということなのか。それともいかなるものも存在しないのか。
メール内では、「自分でO型の血液を、輸血用に用意してください」という、ことのいきさつが書かれていた。そして日本人のO型を探しているとの内容だった。
ミャンマー人である以上、該当しないので私はそのメールを閉じた。夫にももう手術は始まっているだろう。
ミャンマー人でも大丈夫なのか、問い合わせてみようかと反芻している。