検査で出会った小さな頑張り屋 | lala sunshine…

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浪人を経て医学生になったぽん太と私大理工生のたぬ吉と何歳になってもかわいい〜トイプーもふ子の母です。
浪人時代の振り返りを終え、子供達のことに加えて日常のことも書いていこうかな〜と思っています。よろしくお願いします。

今日は、

MRと CT の検査のために

先日からお世話になっている

大学附属の医療センターへ。


車で20分で行けるし、都内とは思えないくらい

空き空きの駐車場で入庫も待たない。

便利だ。

ただ、大きな幹線道路から曲がった途端に

狭狭の道になり、かつ、医療センターはこっちだよ〜の看板がゼロで迷いがちが残念。

今日も前回も一回では行かせてもらえなかった。

ちなみに、ナビには医療センターがまだない 笑

そろそろ、出来てから数年は経つのになぁー。


さて、今日はまずは、

MRから。

準備を終えて待っていると

小さな男の子がおさるのジョージのぬいぐるみを

手にしてお母さんと やはり、順番待ちをしていた。

お母さんは一生懸命に

注意事項や怖くないよ と言うようなことを

ベイマックスを持ちだしたり、

宇宙のイメージを与えたりしながら

お話していた。


お母さんの話を聞きながら、

ちら ちら と私をみる男の子。


本当に大丈夫?

と私に確認してくるみたいに…


送られてきた視線に

微笑み返しながら、

こんな小さい子でも

MRを受けることができるんだあ と思っていた。


また、視線が合う。


ジョージと一緒なのかな?

と聞くと

うん!

元気に答えた。


じゃ、きっと大丈夫だよ!

おばさんもやるんだよ!


と声をかけて


お互いにニッコリ。


その後、お母さんから

どれくらいか?

音はうるさいか?

と聞かれ…

もう10年近く前に一度受けただけだけど…

と話をしていると


お互いに

別の検査室に呼ばれた。


ヘッドホンをさせられ、

クラシック音楽を聴きながら

検査開始。


すると


あ!うるさい!と思うくらいの音がしたり、

どうかすると宇宙の彼方に連れて行かれそうな音

がしたり…

そして、

意外と検査時間長い!


大きい音がするたびに

さっきの男の子を想った。

大丈夫かな?

さすがにこれは厳しいかも。

ジョージはきっと真っ直ぐに

下ろさせられた手に握るしか出来ないよね。


検査が終わり、待合室に行ったが

もう

その子に会えることはなかった。


小さい可愛らしい男の子。

ジョージを手にしながら、

お母さんのお話にあいづちをうっていたけれど

本当は不安だっただろう。


お母さんは、MR検査のビデオを

見せたりしたらしいから、

きっとお母さんも我が子の今日の検査が

心配で心配で仕方なかったはず。


どうか…

あの小さいのにお母さん思いで

頑張り屋の彼が

何ごともなく、この先も

健やかに過ごせますように。


お母さんがいつか、成人になった彼に

おさるのジョージのぬいぐるみを

検査にもついて来てくれた相棒だよね と

差し出して

笑えますように。




今日は、

たぬ吉の誕生日だ。


22年前の13時すぎに

元気よく産まれてきてくれた。


愛子様のご誕生に日本中が沸いた日だ。


同じ歳、同じ誕生日、生まれ時間が数十分の差の

愛子様が美しく成長されたニュース

今日のあの小さな男の子を

思い返しながら…



友人と出かけたたぬ吉の

帰りを待っている。


主役のいない誕生日には

慣れてきたわ 笑