深い、深い海の底で、
どれほどの冬を超えただろうか。

長い眠りから、
目を覚まそうとしている龍がいる。

「目覚めよ、時が来た」

その声が龍を呼び起こす。

髭、ツノ、指、爪、
そして、
鱗、一枚一枚に命を吹き込むかのように、
ゴゴゴゴゴゴゴゴ、と音をたて、
ゆっくりとうねり、
身体になじませていく。

まるで、
我が何者であるのか、
思い出すように...

我を思い出した龍神は、
海の底から天を見上げ、
更に耳を澄まし声を聞く。

「一緒に飛び立つ時が来た」

龍神はその声を頼りに、
ソナタの元へと水飛沫を立ち上がらせ、
飛び立つだろう。

ソナタの元へと。


今日は、
この絵を描いた時に感じたままを
物語風に書いた、文豪😆Megでした🤭

貴重なお時間の中、
ここまで私の空想、妄想に
お付き合いくださって、
ありがとうございました💗

文豪Meg🪷