ビースト・ウィザード初登場です!!
MOVIE大戦の最後でちらっと出してますが。
どうぞ!!
――――――――――――――――――――――――――
――――――FREE WINGER―――――――
凜子「こんにちは~。」
すると、ソファで瞬平がもがき苦しんでいた。
瞬平「ぶっ、ぐふっ!」
凜子「どっ、どうしたの!?」
瞬平「か、体が・・・ぐ、苦しい・・・。」
凜子「え・・・?まさか、ファントム!?」
優太「違うよ。うどんをドカ食いしたんだよ。」
凜子「へっ・・・?何よ~!!」
彼女は瞬平の腹を軽く叩いた。
瞬平「ぶぐぇ!!や、やめてくださいよぉ!凜子さぁん!本当に苦しいんですから!優太さん~。魔法でちょっちょいと治してくださいよ~。」
優太「あのな、魔法で何でも治せないの。ちちんぷいぷい♪」
瞬平「そんなぁ!!」
晴翔「ほらほら、胃薬。」
彼は瞬平に胃薬と水を渡した。
瞬平「ありがとうございます・・・。」
彼は胃薬を7錠くらい口に放り込み、水をがぶ飲みした。
コヨミ「こういう時だけ飲みっぷりがいいんだから・・・。」
―――――――街中―――――――――
祐樹「あっ、やべぇ。マジで餓死しちまいそうだ・・・。」
彼は倒れこんでしまった。
祐樹「だが、しかぁぁぁぁしぃぃぃぃ!!!」
彼は勢いよく立ち上がった。
祐樹「あきらめなければチャンスはやってくる!ということは必ずチャンスがある!」
すると、祐樹の腹がぐーっ!と鳴った。
祐樹「はぁ・・・。やっぱり腹は減ってるな・・・。」
~~~~~~ビル屋上~~~~~~
祐樹の光景をミサとユウゴが見ていた。
ユウゴ「ハァ・・・。」
ミサ「やっぱりウィザードに負けて体が完全に復活してないのね・・・。」
ユウゴ「うるせぇ。」
すると、彼女が祐樹に視線を向けた。
ミサ「あれは・・・?」
ユウゴ「おっ?ゲートか!」
すると、後ろからワイズマンがやってきた。
ワイズマン「おもしろそうな奴だな。あの男を遊んでみたいものだ。」
ミサ「なら、私が。」
ワイズマン「いや。適任者を連れてきてる。」
すると、後ろから一体のファントムが現れた。
ガーゴイル「俺に任せてくれッス。」
―――――喫茶店 オープンテラス――――――
店員「お待たせしました。フランクフルトです。」
祐樹「うひょー!うまそうじゃねぇか!」
すると、背後からマヨネーズを取り出し、そのフランクフルトにマヨネーズをつけ始めた。
店員「ご、ごゆっくり・・・!!」
店員は足早にその場を去って行った。
祐樹「何だ?おかしいやつだなぁ。」
すると、ガーゴイル率いるファントムたちが現れた!
祐樹「あっ!ファントム!!よーし・・・。」
すると、後ろから銃弾が飛んできて、ガーゴイルたちに命中した!
そこへ、晴翔と凜子と瞬平がやってきた。
晴翔「大丈夫か?ここは俺に任せて逃げろ。」
祐樹「ハッ?いや、ちょっと待て・・・」
凜子「いいから逃げて!」
三人は一緒に走って逃げて行った。
晴翔の腰にはすでにウィザードライバーが出現。ベルトを変身モードに切り替え、左手に変身リングをセットした。
晴翔「チェンジウィザード!」
リングのカバーを下し、ハンドオーサーにスキャンした。
フレイム♪プリーズ♪ヒーヒー!ヒーヒーヒー!!
彼はレッドウィザードに変身した!
レッド「さぁ、行くぞ!」
彼はグール達に蹴りやチョップを放っていった。そして、全員爆発四散した!
ガーゴイル「チッ!出直すか・・・。」
すると、ガーゴイルは人間体になった。
????「じゃあな、指輪の魔法使い!」
すると、ガーゴイル(人間体)は姿を消した。
レッド「あ、逃げた・・・。」
――――――噴水広場―――――――
祐樹「何だよお前ら!俺の食事の邪魔しやがって!」
凜子「邪魔って、襲われたのに食事も何もないでしょ?」
祐樹「襲われた?俺が?」
凜子「襲われたのを晴翔君に助けてもらったでしょ?」
祐樹「晴翔ってあの魔法使いか。あいつは俺を助けたんじゃない。俺の食事の邪魔をしたの!」
瞬平「でも、そんな食事くらいで怒らなくても・・・。」
祐樹「バカ野郎!こっちは命がかかってんだ!」
~~~~20分後~~~~
3人はドーナツ屋はんぐり~へ移動していた。
店長「お待たせしました~!新作のいちごドーナツで~す!」
彼女はいちごドーナツを彼らの場所へ持ってきた。
祐樹「おぉ!うまそうじゃねぇか!では、早速!」
瞬平「どうぞどうぞ!僕の奢りですから、食べちゃってください!」
凜子「ちょっと、お金出したのアタシなんですけど!(怒)」
すると、祐樹は背後からマヨネーズを取り出し、ドーナツにかけた。
凜子「えぇ!?」
そして、祐樹はそのドーナツを食べた。
祐樹「まいう~!お前らも食べるか?」
店長「ちょっと!私のドーナツに変な物かけないで!」
祐樹「変なもんじゃねぇよ!マヨネーズだ♪マヨネーズは史上最高の食べ物なんだから。」
瞬平「マヨネーズって・・・。」
祐樹「お前らも食ってみろよ?」
店長「そんな美味しい訳・・・。」
店長は一口マヨネーズのついたドーナツを食べてみた。
店長「あら、これ案外行けるかも!!」
瞬平「本当ですか!?」
凜子「えぇ~!!」
祐樹は黙々とドーナツを食べて行った。だが、こう呟いた。
祐樹「やっぱり満たされた気がしないなぁ。」
そういうと祐樹はどこかへ行ってしまった。
凜子「え?ちょっとどこ行くの!?」
――――――FREE WINGER――――――――
優太「へぇ~。変わったゲートなんだね。」
瞬平「そうなんですよ~。俺の食事の邪魔をした~!!とか。」
凜子「でも、なんか変よね・・・。」
コヨミ「何が変なの?」
凜子「あの人・・・ドーナツを食べてお腹いっぱいのはずなのに満たされた気がしないって。」
めぐ「う~ん。何だろうね・・・。」
晴翔「とにかく、あのゲート見つけてさっさと保護しないと。」
――――――街中――――――――
祐樹「はぁ~。俺の飢えを満たしてくれる奴はどこかにいないものかね・・・。」
????「ちょっと、そこのあなた。」
祐樹「ん?俺?」
泰三「そうです。私、橋本泰三と申します。手相をお占いいたしますよ。」
祐樹「お?マジで!じゃ、早速やってもらおうかな?」
泰三「でしたら、私についてきて下さい。」
二人はある場所へ移動した。
――――――高架下―――――――
そこには、机と椅子があった。祐樹と泰三は椅子に座り、占いを行っていた。
泰三「これは、まずい。運気がなくなる線が出ていますぞ。かなり絶望的だ。」
祐樹「マジで!あちゃ~。まぁ、でもポジティブに考えないとな。」
泰三「ほぅ。運気がなくなると言われているのにポジティブに考えるとは、何か支えとなるものがあるのですか?」
祐樹「心の支えは・・・。どうだろうな。俺はいつもあきらめなければチャンスは来るって思ってんだ。そこであきらめてしまったら、もう終わりだからな。」
すると、その光景をレッドガルーダが見ていた。
―――――FREE WINGER――――――
その光景はコヨミの水晶に映し出されていた。
コヨミ「晴翔!ゲート見つけたわ!」
晴翔「分かった!優太、めぐ、ダイゴさん行こう!」
ダイゴ「悪い、今日はちょっと無理。」
晴翔「何で?」
ダイゴ「茂さんと新しい指輪を作らないといけないんだ。」
晴翔「あぁ、分かった。行こう、みんな!」
優太とめぐと晴翔は店を出て行った。
―――――高架下―――――――
祐樹「まぁ、そんなネガティブ思考の占いやめようぜ?」
泰三「あぁ・・・。分かりました。」
祐樹「とにかく、俺は大丈夫だ。あきらめなければチャンスは来る。俺にとっては絶望しなければ希望になってしまうんだよな!」
泰三「そんなことあるまい!!自分の心の奥にもっと覗いて見給え。」
そこへ晴翔達3人がやってきた。
晴翔「お前は!!」
泰三「あぁ、また会いましたね。」
晴翔「ゲートを返してもらおうか!」
すると、泰三はガーゴイルに変身した!
裕樹「やっぱり、ピンチはチャンスだぁぁ!!」
ガーゴイル「邪魔をするでない!!」
すると、ガーゴイルは口から緑色の煙を吐きだし、その煙を3人は浴びてしまった。
すると、3人はいきなり力が抜けるように倒れこんでしまった。だが、必死に立ち上がった。
晴翔「チッ、何だこれは・・・!みんな、行くぞ!」
3人はドライバーオンリングをスキャンした。
ドライバーオン♪プリーズ♪
すると、腰にウィザードライバーが現れた。
ベルトを変身モードに切り替え、変身リングを左手にセットした。
3人「チェンジウィザード・・・。」
リングのカバーを下し、ハンドオーサーにスキャンした。だが・・・。
エラー!
晴翔「へぇ?」
優太「何!?」
めぐ「どうして!?」
ガーゴイル「さっきの煙を浴びた者は魔力を失い、体の力が次第に抜ける。そして死があるのみだ。」
すると、3人は倒れこんでしまった。
ガーゴイル「油断は禁物、この言葉を知らないのですか?」
晴翔「ファントムを倒せるのは俺達だけだ・・・。」
優太「なのに、ここで寝てる訳には・・・!」
めぐ「卑怯なやつめ!」
祐樹「(ここは俺の出番だな・・・。)」
彼はポケットから二つのリングを取り出した。そして、近くにいたガーゴイル向け蹴りを入れた。
そして、一定の距離を取った。
晴翔「早く逃げろ!!何やってんだお前!」
祐樹「俺なら大丈夫!俺は・・・魔法使いだ。」
祐樹はドライバーオンリングをベルトのリベイレイションドアにスキャンした。
ドライバーオン!
すると、腰にビーストドライバーが現れた。
優太「あれは!!」
祐樹は左手の中指にビーストリングをセットした。
祐樹「チェンジ・・・ビースト!!」
ビーストリングを左のリングスロットに差し込み、回した。
セット!オープン!!L・I・O・N!ライオーン!!
ビースト「俺の名は仁藤祐樹。魔法使い、ビーストだ!!」
めぐ「ま、魔法使い・・・?」
ビースト「さぁ、腹いっぱい食事させてもらうぜ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――
※ここからは仮面ライダーウィザード挿入歌「BEASTBITE」を聞きながらお楽しみください。
――――――――――――――――――――――――――――――――
すると、ガーゴイルはグールを出現させた。
ビーストはグールをパンチやキックで次々となぎ倒していった。
そして、背後からダイスサーベルを取り出し、それで切り裂いて行った。
ビースト「今日は食べ放題だぜ!!」
すると、グール達は爆発四散した。そいつらはビースト魔方陣となり、ビーストドライバーのキマイラオーサーに吸収されていった。
晴翔「あいつ、魔力を食ってやがる・・・。」
ビースト「よし、あとはお前だけだ!」
そして、右手の中指にカメレオリングをセット。右のリングスロットに差し込んだ。
カメレオ♪ゴー!カカッ!カッ!カッ!カメレオ!!
すると、彼の右肩にカメレオマントが出現した。
ビースト「よし、行くぜ!」
すると、彼の姿が消えてしまった。
ガーゴイル「何!?どこに行った!」
すると、透明化されたビーストがガーゴイルを次々と切り裂いて行った。
ガーゴイル「グッ!グアァァ!!」
そして、ビーストの姿が現れた。
ビースト「何だよちょろいじゃねぇか!」
すると、ガーゴイルは口から灰色の煙を放出した。
晴翔「気をつけろ!仁藤!」
ビースト「何だよ、こんな奴ちょろいって。」
すると、ビーストは灰色の煙を浴びてしまい、それは毒素を持つものだった。
ビースト「これは毒か・・・。だったらこれだ。何のこれしき!!」
彼は右手の中指にドルフィリングをセット。右のリングスロットに差し込んだ。
ドルフィ♪ゴー!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドルフィ!!
すると、彼の右肩にドルフィマントが現れた。
ビースト「しょうがない!ついでだ!」
彼はドルフィマントを一振りした。すると、ビーストと3人はキラキラした液状化したものに包み込まれた。
晴翔「ん?体のだるさが抜けた・・・。」
優太「魔力も戻ったみたいだ。」
めぐ「じゃあ、私たちも加勢に?」
晴翔「いや、ここは見ておこう。」
ビースト「ライバルに手を差し伸べる。くーっ!俺っていいやつ!!」
ガーゴイル「何!?効かないだと!」
ビースト「ドルフィは自由のマントでな。さぁ、もういっちょいくぜ!」
彼は右手の中指にファルコリングをセット。右のリングスロットに差し込んだ。
ファルコ♪ゴー!ファッ!ファッ!ファッ!ファルコ!!
すると、彼の右肩にファルコマントが現れた。
ビースト「さぁ、メインディッシュだ!!」
彼はダイスサーベルのビーストダイスを回し、リングスロットにファルコリングを差し込んだ。
シックス!ファルコ♪セイバーストライク!!
ビースト「ハァ…。ガォォォ!!!」
彼はサーベルを一振り。すると、魔方陣が現れ、そこから六体のファルコンが出現。
そいつらがガーゴイルに強烈な攻撃を放ち、彼は大爆発四散した!
すると、ビースト魔方陣になり、キマイラオーサーに吸収されていった。
ビースト「ごっつぁん!!」
晴翔達はビーストに駆け寄った。
晴翔「ちょっと待て!お前、ファントムの魔力を食ってんのか?」
ビースト「あぁ。お前もそうだろ?とぼけんな!ライバルだからってみっともない隠し事はやめようぜ?」
晴翔「ライバル?いや、俺はそんな・・・。」
ビースト「いや、みなまでいうな。お前の気持ちはよくわかる。クールなその顔の裏で焦ってんだろ?」
晴翔「いや、そんな・・・。」
ビースト「今回はファントムが俺が喰えたからいいが、今度飯を横取りするんだったら許さないからな!」
すると、彼はファルコマントを使い、空を飛んで行った。
めぐ「何なの・・・あいつ。」
晴翔「全然分かんない・・・。」
――――――――――――――――――――――
次回、魔道戦隊ウィザライジャーは!
????「俺にはこの腕がないと最高の料理が作れないんです。」
めぐ「やっぱり、いつも熱心だね。」
????「その腕、切り刻んじゃいましょうか。」
ビースト「俺の飯を横取りするんじゃねぇ!!」
レッド「おい、ちょ。やめろって!!」
次回もショータイムよ。
――――――――――――――――――――――