(どこか、寂しそうな笑顔。

今にも壊れそうではかなくて・・・。)

「悟君~朝ごはんできたよ~~。」

都夜奈は、リビングのソファーでぼーっとしていた、悟の覗き込んだ。

「う、うわっ!!」

「も~、人の顔を見てヘンな声出すのやめてよね。」

本当に嫌そうな顔をして言う女だ。

「ご飯、できたよ。」

「ん。わかった。」

ソファーから立ち上がり、テーブルに着く。

食パンとサラダ、ヨーグルト、牛乳。

これといって変哲のない、普通の朝食だった。

「あっ、お兄ちゃん呼んでくるね。」

都夜奈は足早にリビングから出て行った。

少しして、都夜奈と友夜がリビングに入ってきた。

みんなで朝食をすまし、友夜は自分の部屋へ、女子チームはおしゃべりタイムのようだ。

テーブルでオレンジジュースを飲みながら、盛り上がっている。

ソファーでテレビを見ている悟にも、三人の笑い声は聴こえた。

爽美の声も聴こえた。

朝に見せたどこか、さびしそうな笑顔なんて面影もなかった。

「おはよー。」

そんな声とともに、リビングの扉が開かれた。


*あとがき*
やっと更新できました!!

小説で皆様にお会いするのは、本当に久しぶりですね。

きっと、話の内容なんて覚えてないですよね・・・。

暇があれば、読み返してやってください。

それでは、読んでくださった皆様に最大級の感謝を。

バッハハーイハナ