訃報 | フィーユバレエスクール日記

フィーユバレエスクール日記

「自己肯定感を持てる、自分の考えをしっかり持てるようになる」バレエ教室

一人ひとりの良さと自信を引き出し、自己肯定感を育てます。

子どもから大人の方まで、意欲的に通ってきています。


卒業生にもお知らせしたくてブログにあげることにしました。
6月の定期通信の原文のままです。長いけど読んでくれたら嬉しいです。




4月末に、出雲教室の大家さん、郷勉(ごう つとむ)さんがお亡くなりになりました。

お葬式はご家族でされ、香典その他はお受け取りにならないそうです。



私と郷さんとはもう22年くらいのお付き合いになりますが、とてもとてもいい方でした。



レッスンの準備をしていると時々入って来られ、世間話をすることもよくありました。

レッスンが終わり駐車場に降りるとパジャマで出て来られ「終わったかね?これから松江まで大変だね〜。気をつけて帰りなさいよ。」と鍵を閉めながら声をかけてくださいました。



何よりうちの教室の発表会の大ファンで、毎回観に来てくださいました。
発表会が終わって最初のレッスン、私が教室に行くのを待ち構えておられ(笑)
「いや〜、星野さん、良かったわ〜。素晴らしかったわ〜!」
に始まり、小さい子が可愛かったことや大きい子が上手だったこと、構成や衣裳が良かったことなどなどをひとしきり褒めてくださいました。

ある時などは
「星野さん、あんたんとこの発表会はすごいけん、ケーブルさんに取り上げてもらわんといけんわ。ワシがさっき電話しちょいたけん、○○さんって人だけん。はや、電話しなさい。」
と言われ、てっきり郷さんのお知り合いがケーブルテレビにおられるのかと思って電話をすると…

「先ほど、郷さんという方からお電話いただきました。取材に行けそうなら、またご連絡しますので…。」
というそっけない対応(笑)。

知り合いも誰もいないのに、うちの教室のためにケーブルテレビに電話してくださったのだと思うと、嬉しくて、ありがたくて…。


郷さんは私にも教室にも大事な大事な方でした。
郷さん、ほんとうに今までありがとうございました。

今度の発表会もきっと郷さんは観に来てくださる!そう思って私は頑張ります。

郷さんの魂が安らかでありますように、ここからよりお祈りいたします。