8361☆多摩川ステークス | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.9

8361☆多摩川ステークス

本日の中央競馬は重賞レースがないので、東京メインの多摩川ステークスの予想をしてみたい。


東京芝は、今週からC→Dコースで行われる。来週の最終週までの4日間のみではあるが、内ラチから9m外に仮柵が設置される。サラブレッドの馬体の幅は概ね70〜80cmなので、馬10頭分ほど外に設置される計算だ。当然ながら幅員も狭くなるので差し・追い込みは不利、先行有利な馬場になるのはご存知の通り。ただ、連続開催の東京芝は上がりのかかる状態。外差しが決まる流れも考えておきたい。


◎マンドローネ

 前走の湘南ステークスは、前半3ハロン33秒8というハイペース。東京芝1400で34秒を切るのは極めて稀で、先行して残るのは至難の業。それを2番手から勝ったリュミエールノワルと、逃げて3着だったベガリスは優秀といえるもので、リュミエールノワルは重賞初挑戦だった次走の京王杯スプリングカップを3番手で前受けして5着に健闘した。ただ、湘南Sの開催週は極端な前内有利なトラックバイアスが存在し、土日で行われた芝の未勝利戦6鞍は、すべて逃げ馬が勝利した。リュミエールノワルとベガリスは、馬場の恩恵を受けたクチと言えそうで、そんな中、マンドローネは中団後ろから上がり2位の脚で勝ち馬と同タイムの4着。当初から脚を溜める作戦だったようだが、馬場を考えたら2頭よりも価値があったと言える。ハンデ54kgで負けたのはマイナス材料だが、馬場傾向を差し引けば勝ちに等しい負けだろう。テン乗りの影響も少なからずあったと思うし、今回は未勝利を勝った時のルメールとのコンビ。今回と同舞台での勝利だっただけに期待値は高い。56kgも背負い慣れており、前走の結果と騎乗した浜中騎手の「競馬のスタイルができて良い内容だった」というコメントからも、今回も控える競馬が濃厚。本来は先行できる脚があるので、そのあたりは馬場と流れを読む達人の鞍上にお任せだ。

 

差しの展開と読むならば、相手は、オメガキャプテンとリサリサ。

 オメガキャプテンは、ダートから芝に路線変更してから8戦すべて1400を走って[3.2.2.1]の好成績だが、前走の湘南Sで馬券圏外の8着に敗れた。ハイペースを5番手で前受けしたのは初めてで、これが敗因と考えるが、それでも勝ち馬から0秒2差しか負けなかった。前々走のテレビ山梨杯を中団後方から差し切ったように、本質的には追い込み脚質。今回は中団で脚を溜める作戦に出ると予想され、前に行ったとしても前走の経験が活きると思う。初めての58kgと外枠で割り引いたが、あっさり勝っても不思議ではない。


リサリサの湘南Sは、後方からマンドローネを上回る上がり最速の末脚を使って勝ち馬と0秒3差9着。脚を余した結果であり、着順よりも着差を重視するべき。東京芝1400は[2.0.0.2]と極端な成績だが、負けた2戦は初めての東京芝1400だった未勝利戦と前走の湘南S。敗因は明確で、2勝の中身も上がり2位の速い脚を使っており、マイルでは末脚が鈍るが1400なら堅実だ。初めての56kgはカギになりそう。

 クラス初挑戦になるが、58kgで2連勝中のユハンヌス注意。当舞台、又は芝1400で1秒以上の前傾ラップでの勝利経験があるヴェールアンレーヴ、ミシシッピテソーロ穴。


◎マンドローネ

○オメガキャプテン

▲リサリサ

☆ユハンヌス

△ミシシッピテソーロ

△フロムダスク

△ヴェールアンレーヴ


単勝◎

馬連◎―○▲☆

3連複フォーメーション

◎―○▲☆―○▲☆△△△