こんにちは!
母が笑えば子どもも笑う
自然とコーチングでたくましい子どもを!
農作物に感動と家族のシアワセを載せてお届けします
やまざきめぐみです。
前回は、荒くれ者のパープルちゃんの話しをしました
今日もぶどうのお話し。
みなさん、ぶどうをお取り寄せするとしたら、
どんなものが届いたら嬉しいですか?
では、スーパーで売っている農産物を見て、
何か気づくことは?
やまざき農園では、
今までJAに出荷することがほとんどでした。
JAには、出荷する規格があります。
L →360~380グラム
2L→380~460グラム
3L→460~560グラム
4L→560~680グラム
と、グラム数で言われても分からないだろうけど・・・
直販で送らせていただいているのは、
3Lか4Lの大きさくらい。
直販で送られて、「これは立派だなー!」っていうのは、
4Lサイズか、それ以上。
ってな感じです。
JAに出荷するには、規格を合わせて作らなければなりません。
粒が、1房に32~40粒くらいになるように、
ぶどうが小さなときに、粒を落としておきます(摘粒)。
房全体、上から下までの長さも、おおよそ決められています。
そのための講習会も、JAで開かれます。
やまざき農園でも、JAさんに出荷するので、
規格に合わせて作ろうとします。
でもさ、そう簡単に、均一の大きさに、
なるわけないじゃないですか・・・
ぶどうさんたちも、個をだそうと、
精一杯生きているんですから。
なので、前回お話ししたとおり、
環境や、栄養・水の吸い方などで、
生育にもかたより、出てきますよね。
私たちにとっては、みーんな大切な子どもたちのようで、
おっきくても、ちっさくても、
みんなに愛されて喜ばれるべき、
ぶどうたち。
しかーし
JAさんに一番評価されるのは、3L。
大手スーパーに並んでいるようなぶどうは、
2Lサイズくらいかなーと、見ていて思います。
3Lくらいになるのは、スーパーではあまり見かけません。
きっと、違う市場に出回っているのかな?と。
デパ地下の果物屋さん、とか?かな?
だから、3Lが高評価。
でも、4Lまでいくと、JAでは、いい評価ではないらしい。
なんでかな?
大きいと、重さで値があがりすぎちゃうから?
扱いずらいから?
そして、4Lの基準680グラムを超えた大物を、
JAで出すとしたら、どうすると思う?
680グラムになるように、粒を切り落とし、
重さを調整して、出さないといけないのです。
・・・もったいない・・・と単純に思う私。。。
でもね、スーパーに並んでいる商品が、
だいたい同じ大きさで、
だから、価格も均一で、
スーパーの人も並べやすくて、
それも大事なことなんです。
それで、得ている便利さもあるのですし、
作り手も、買い手も「揃っているからラク」は、
ありますよ。きっと。
でもねーーー!!!
(ここから、ぶどうを育てる思いとともに、
私の子育て観ともリンクしてるー!)
私は、それぞれのよさが、あると思うんですよ。
大きさが違えば、それぞれに行く場所を作ってあげたらいい。
それぞれが、咲ける場所があればいい。
規格から外れたとしても、
舞台に立てなかったとしても、
その先に、そのぶどうが生きる場所があればいい。
だから、やまざき農園では、
直販・贈答に力を入れていきたい!
直販で送っているのは、
4L級のものがたくさんです。
直販でモテモテなのは、大きい子たちなのですよ。
ちなみに、今年は、落とした粒のぶどうたちを、
乾燥させて、
大粒レーズンを作りました。
余すことなくいただいています♡
ぶどう育ても、子育ても、やっぱり、似てるー!
それぞれが咲ける場所があるんです!
生産者として、親として、
その子(個)の持っているものを大事に、
育てていきたいなーと、
やっぱり、今日も思いました♡