APSCI2017 出展報告 | メディカルヲエンターテイメントニスル Medi*Produce

APSCI2017 出展報告

当社では国際会議の誘致から、企画・準備・運営の業務を行っています。

国際会議は誘致から開催まで長いと6年の準備期間を設けることもありますが、現在、当社で担当している第12回アジア太平洋人工内耳シンポジウム(APSCI2019)は、2019年の11月の開催であり、開催まで2年、現在鋭意準備を進
めています。

 

国際学会は、学会の規模にもよりますが、毎回開催国が異なるため、開催国自体の魅力、物価や治安など、参加者にとってはこういった要素も、参加するか否かの判断材料となります(もちろんプログラムが一番大事!)。

幸いにも日本は、他国にはない独特の文化、魅力的な食べ物、安定した治安、物価もヨーロッパ諸国とも大差がなく、学会参加者にとって、日本での国際会議は参加しやすいと思われる傾向にあります。

 

さて、今回、9月18日~22日に北キプロス・トルコ共和国で開催された。APSCI2017へ参加し、APSCI2019のPR活動に行ってまいりました。

学会場がまさかの神殿!?

 

APCSIは2年に1回開催される学会のため、APSCI2017が前回大会あたり、
APSCI2019としては、日本での開催をアピールし、参加者を募る絶好の機会です。

私はAPSCI2019事務局の担当者として、展示会場にて、APSCI2019の紹介、開催地である日本、東京のPRをしてきました。

APSCI2019紹介ブース

 

折り紙でデコレーション

 

コーヒーブレイクの時間になると、参加者の皆さんが立ち寄ってくださり、学会開催時期の日本の気候や東京観光について、交通の便など、具体的な質問をされる方も多く、「2年後に東京で会おうね!」 との温かいメッセージもたくさんいただきました。

このAPSCI2017は、実は、もともとトルコのイズミールで開催予定でしたが、テロ、治安の悪化により、半年前に開催地が変更になり、今回、北キプロス・トルコ共和国のファマグスタで開催になりました。

北キプロス・トルコ共和国のあるキプロス島が南北で分断されており、南はキプロス共和国(EU加盟国)北が北キプロス・トルコ共和国です。

北キプロス・トルコ共和国は、トルコ以外国として承認している国はなく、日本もキプロスを 「トルコ軍実効支配地域」 と呼称をしており、国交がありません。

今回、北キプロスでのAPSCI2019のPRに当たって、大きなバナーや様々なデコレーションを持って行きたかったのですが、「国交がない」 という事は、日本からの郵便、Fedex等のサービスもないため、荷物を送ることができず、ちょっとさみしい展示ブースとなってしまいました。

 

一方、なかなか国交のない国で出展をするという経験もないので、どのように渡航するのか、荷物はどうやって持って行くのか、少ない材料でどのようにデコレーションをするか?など、1つ1つの準備が大変勉強になったのも事実です。

北キプロスでの学会は、トルコらしい?のんびりとした感じでしたが、懇親会は大いに盛り上がりました。

お城でのカクテルパーティー

 

Gala(懇親会)会場がまさかのディスコ化する

 

お城でのカクテルパーティーもその地域の特色を生かした企画でしたし、Galaはトルコの有名な歌手が招かれ、70's、80'sの有名な曲とともに、参加者が大合唱、Galaの会場はディスコ化しました。

「Hey Jude」 がステージから流れると、日本からの某教授がステージに上がり、歌手からマイクをうばい、歌いだしたのはここだけの秘密です。

国際会議は、世界中の人々と学術交流する目的だけではなく、Social Programで参加者が一体化し、交流を深めるという事も大切な要素です。

北キプロスでのディスコの後に、日本で何をするのか?こういった企画を考えるのも、私たちにとって楽しみの1つです。

 

2年後、日本にお越しになられた参加者の皆さんにとって、記憶に残る学会となるよう、しっかり準備をしていきたいと思います。

 

 

 

株式会社メディプロデュース
皆川 幸代