即戦力のクラークになるためには(1) | 医療ICTの普及に命をかける男のブログ

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医療ICTのエバンジェリスト「MICT」の活動記です

「医療クラーク」は、医師の右腕となって電子カルテの
代行入力ができる人材です。そのためにはどんな研修が
必要なのでしょうか?
研修の成果は卒業してが現場に戻り、研修の成果を発揮
できるかしかありません。つまり、研修終了後の感想で、
「明日からクラークとしてできる自信がつきました!」
という言葉がでることが、

わたしたちの期待するゴールです。

即戦力を養成するのであれば、実践ですぐに使えるスキルを
身に付けることが大切です。

中身が本当に現場に即した内容になっているかは当然のこと、
クラークになってから高いモチベーションを維持し続けられるか
どうかも、研修の成果が持続するという意味では大切だと思っています。

(1)現場に沿った演習形式

研修が苦手という方は多くいらっしゃいます。わたしも、
研修を受けるのはそれほど好きではありません。
だからこそ楽しく、次の日から実践に移せなければ意味
がないと考え、研修のイメージがガラッと変わるような
有意義な時間にしたいと常々思っています。

そこでこだわっているのが「現場に沿った演習形式」です。

私たちはクラークの基本スキルを
「見る」「聞く」「感じる」と定義しています。

「見る」 : 医師と患者のやり取りを観察し、その状況を記載する能力「聞く」 : 医師と患者のやり取りを聞き、その状況を記載する能力「感じる」 : 医師がカルテに記載したいことを汲み取り、補足して記載する能力

この3つのスキルを身に付けるためには、診療ケースに合わせたロールプレイング形式での演習が有効と考えています。

ロールプレイングでは、受講生が医師役、クラーク役、患者役に分かれ、それぞれの役割を交代しながら、本番さながらのロールプレイングを実施しています。状況に応じた入力スキルが身に付くまで何度も繰り返し行います。

次回に続く

「電子カルテ+クラーク養成講座」
より