医療界での商品開発のポイント | 医療ICTの普及に命をかける男のブログ

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医療ICTのエバンジェリスト「MICT」の活動記です

医療業界に最近、興味を示される他業界の方々が大勢いらっしゃいます。
医療業界は成長産業であり、しかも不況にも強い。だから魅力的だと
考えるのは当然でしょう。

しかし、いざ参入するとものすごく難しい・・・そんな声をよく聞きます。

他の業界と何が違うんでしょうか?

まず、重要なのはターゲットをどう考えるかという問題です。

ターゲットは個人か、組織か、それによりB TO Cか B TO B
は決まってきます。たとえば、病院であれば組織でしょうし、診療所
であれば個人に近い。このあたりが難しいところでしょう。

誰が購入の意思決定者なのか、こんなところでつまずいていては
商品自体があいまいでぼやっとしたものになってしまいます。
誰にどんなものを、どのように使って欲しいのか、それを使うと
どんな良い効果があるのか。

これってどの業界にも当てはまる王道なのですが、なぜかこの部分
の見極めが弱いまま、医療界に参入する企業が多いように感じます。

その本質は他業界で成功した商品で、医療界でも売れるんではないか
と考える場合に多々発生します。「もしかしたら、医療でも使えるのではないか」
とおっしゃる方々です。

私はその意見に、「誰が何につかうんですか?」と少し厳しい質問を
してしまいます。ここが実は医療では肝なんです。(つづく)