昨日は、広島県の病院にてリハビリ部門のミーティング。同院では、今年4月から回復期リハ病棟以外にもリハビリセラピストを病棟配置し、チーム医療体制とした。


前回の診療報酬改定では、一般病床へADL維持向上等体制加算が新設され、リハビリセラピストの病棟配置が評価された。さらに、地域包括ケア病棟でも病棟専従配置となり、これで、一般急性期から亜急性期までの病棟は病棟配置となっている。


また、療養病棟、老健でも在宅復帰加算や強化型算定のためには、リハビリセラピストが常に病棟にいて、入院中のADL管理や退院支援に積極的に参加していく必要がある。


つまり、リハビリセラピストはいつもリハビリ室にいて、病棟の診療、看護プロセスと別に動いているような提供体制では不十分であり、これからは、基本的には病棟にいて、いつも医師、看護師、介護職員と共に入院中のADLの維持向上のために、単位算定以外の時間も患者に関わっている時間が必要だ。


同院では、全病棟で、入院時と退院時のFIMを比較する「FIM利得」が昨年度よりかなりアップしていた。もちろん、人員増による提供時間の増加もあるが、病棟配置による「きめ細かなADLへの介入」が進んでいるようだ。


今日は、再び広島の病院にて、今度は療養病棟&老健の在宅復帰のミーティング。