昨日は、急性期病院にてリハ部門強化のミーティング。10月からリハビリセラピストの病棟配置をスタートし、徐々に成果が見え始めてきた。


病棟配置におけるチーム医療体制の目的は、まず、患者のADL低下や褥瘡発生を防止し、在宅復帰率を高めることにある。


そして、それを実現するには、ただ単にリハビリセラピストを病棟配置するだけではダメで、医師を頂点する官僚制組織から病棟においては、患者も含めた円卓組織、リハビリセラピストは、リハ部門と病棟スタッフの2役を担うマトリックス組織の構造が必要だ。


なので、いくらリハビリセラピストを病棟配置をしたとしても、病棟の組織構造や意思決定システムが「医師オンリー」では、効果が低い。大切なのは、全職種で意思決定をするシステムだ。そもそも、チーム医療推進は患者のためでもあるが、医師の負担軽減でもある。


つまり、従来のコメディカルが医師の「指示待ち」ではなく、コメディカルが医師へ「進言」するコミュニケーションが必要となる。


数年前に、有名な院長が言っていた「チーム医療をするには、各職種が自律的に働く必要がある」という意味がやっと分かってきた。


写真は、岡山駅西口近くのから揚げ屋さん。ここの鶏のから揚げは普通だが、砂ズリのから揚げがうまい。


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