厚生労働省の介護給付分科会では、いよいよ老健に対して、在宅復帰機能を本格的に強化しそうだ。すでに、資料の中では、在宅復帰率50%を「在宅強化型」とし、30%を「加算型」、それ以外を「通常型」としている。


在宅復帰強化型の特徴は、他と比べ、要介護割合が同じなのに対し、平均在所日数が少なく、病床稼働率が低く、ターミナル加算が多く、訪問事業を併設している割合が高い。


これは、回復期リハでも同じだが、回復期リハのトップランナーの多くは、軽症者ばかりではなく、重症患者も受け入れ、その代り、軽症患者の在院日数を短くし、在宅復帰を高めているため、重症患者を受け入れても相対的には基準をクリアできる。その重症者用に、訪問サービスを併設している率も高い。


病床稼働率の低さは、病床稼働率優先経営をやっていないためであり、時期的に80%くらいになっても、逆に冬場に100%を超える月もある。一方で、入院期間が短いため、患者単価が高く、その分、病床稼働率優先経営よりも、収益は相対的に高くなる。


また、老健全体として、在宅復帰した利用者の70%は、1か月以上居宅生活を維持できている。これは、療養病棟の在宅復帰機能強化加算のベンチマーク数値として、ある程度参考になるのではないか。


http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000053838.pdf


今週は、福山、岡山、倉敷にて、超近場を車でラウンド。また、リハビリテーション颯倉敷は、14日~17日までお盆休みにて、自分も一緒にお盆休み。すでに4日間すべて予定を入れている。