最近の勉強テーマには、「高齢者とのコミュニケーション」がある。認知症があるないに限らず、高齢者とコミュニケーションをとることは、やはり世代間ギャップがあり、本来は難しいことであるにも関わらず、何となくやってしまっているケースが多い。


もともとリハビリの「課題指向型アプローチ」において、「廊下を歩きましょう」ではなく、「部屋に戻りましょう」という課題が明確な方が組織化された脳機能が働きやすく、「廊下を歩きましょう」では、ただ廊下を歩くという行為をしたことがないため、脳が働きにくいという。


高齢者になれば、さらに廊下を歩きましょうの意味が分からず拒否されることもあるかもしれない。


今週土曜日の「自立支援型介護セミナー」でもしゃべる予定だが、この課題指向型アプローチと、介護分野における「自立支援」は概念的には同じだととらえている。


つまり、「目的を持った声かけ」「目的を明確にするような声かけ」がリハビリでも介護場面でも必要なのではないかと思っている。


もしかすると、マネジメントにおいても「この目的を持った声かけ」は必要で、上司の「そのうち分かる」という無意味な声かけほど、モチベーションを下げるものはない。逆に分からなくてもきちんんと目的を示すリーダーに部下はついていくものだろう。


そして、先日、ダイエットする目的もないのにこれを飲んでみた。


日刊「医療・介護のリーダーシップ論~番外編~」メディック・プランニング@三好貴之のブログ-NCM_0358.JPG