『脳を活かす仕事術』 茂木健一郎 PHP研究所


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569701930/businessbookm-22/ref=nosim

はじめに
第1章 脳の入力と出力のサイクルを回す
第2章 茂木式「脳の情報整理術」
第3章 身体を使って、脳を動かす
第4章 創造性は「経験×意欲+準備」で生まれる
第5章 出会いが、アイデアを具現化する
第6章 脳は「楽観主義」でちょうどいい
第7章 ダイナミックレンジが人生の幅を広げる
第8章 道なき場所に道を作るのが仕事である
おわりに

この本もとても素晴らしい一冊です。


私は、元々脳損傷のセラピストなので、

茂木さんには前から非常に興味がありました。


初めて、著書を拝見しましたが、

「素晴らしい!」です。


特に茂木さんの人間性が表れた文章表現と、

脳科学を「そこまで分かりやすく解説できるのか!!!」

という面には非常に関心いたしました。


この中で、特に『ダイナミックレンジ』の考えは、感動致しました。


私は、作業療法士であり、学校の先生であり、コンサルタントであり、経営者です。


これを人は「いろいろやってててマルチですね」と言われますが、

私自身は、まったくいろいろやっている気は全くありません。


まさにダイナミックレンジで、それは、

脳科学の観点で、


■ 患者さんをみれば=作業療法士

■ 学生をみれば=先生

■ 組織をみれば=コンサルタント

■ 自分の会社をみれば=経営者


となります。つまり、いろいろやっているわけでなく、

それは、一本の軸でつながっていて、

最終的なアウトプットの部分で

『名前』が変わっているだけです。


大変、気づきの多い一冊でした。