『美肌は肝臓でつくられる!?』
肝臓なんて、脂肪肝や糖尿病に黄色信号が出ちゃってる
お酒好きの男性が気にすればいいモノでしょ…
って思っていませんか?
たしかに、滋養強壮剤に入っているタウリンや
お酒を飲む前に飲むウコンといったドリンク剤のイメージがあるので、
「肝臓
= 男性」とインプットされてしまっている方も多いのでは?
しかし、実は肝臓は美肌を目指す女性にこそ、
注目してほしいとても重要な臓器なんです。
ミス・ユニバース・ジャパンの公式栄養コンサルタント、
エリカ・アンギャルさんは、著書「世界一の美女になるダイエット」
(幻冬舎)の中で、『肝臓は美肌工場』とまで言っています。
美肌のために重要な肝臓の機能は、②つあります。
① つ目は解毒機能。
腸で消化し吸収した栄養分は肝臓へ送られます。
ここで体にとって必要なものと不必要なものに選り分けて
毒となる不要なものは無毒化して体外へと排出しています。
私たちのまわりは、実に様々な毒素であふれています。
気にしてみたことはありますか?
・ 環境ホルモン
・ 食品添加物
・ 残留農薬
・ トランス脂肪酸
・ 精製された炭水化物
・ 精製された過剰な砂糖
・ たばこ
・ アルコール
・ 薬
仮に、肝臓で起こっている解毒の化学反応を工場で再現した場合、
江戸川区がいっぱいになる程の工場が必要だと言われます。
それだけ大掛かりな作業を、体内で行なっているのが肝臓なのです。
これ程の機能をもっている肝臓ですから、
正常に機能していれば、毒素が体内に入っても問題はありません。
肝機能が正常な人は、肌も美しいのです。
しかし、何らかの理由で肝臓の機能が低下していると、
毒素を速やかに処理できず、体内に蓄積してしまいます。
そうすると肌は悪循環に陥り、美肌を損なうことになります。
・ 肝臓機能が低下
・ 毒素が体内に蓄積
・ 細胞の機能が低下
・ 肌の新陳代謝が停滞
・ メラニンが停滞、肌がくすむ
・ 顔色が黒ずんでくる
②つ目は代謝機能。
腸で消化・吸収して肝臓に送られた栄養分を
体内で利用できる形に作り変えて全身に送り出しています。
肌や髪、筋肉や血液など、体を作るための材料を供給しているのが
肝臓なのです。
肝臓で合成されるものの1つに「グルタチオン」というのがあります。
このグルタチオンは、黒色メラニンを作るチロシナーゼの活性を抑制し
メラニンの沈着を防いでシミを予防します。
さらに、肌色メラニンの生成を増やして、
肌全体を白くトラブルのない肌へと導きます。
〈肝臓
= 美白〉なんですよ♪
それでは肝臓の働きを高めるには、どうしたらいいのでしょう。
まず考えなければならないのは、やはり食事ですね。
肝臓がしっかり働くために、ぜひ摂りたいのが良質のタンパク質。
新陳代謝が激しい肝臓は、その機能を維持するには
タンパク質が不可欠なのです。
お勧めは、たまご。
タンパク質はアミノ酸からできていますが、
1コのたまごには、1食に摂りたい9種類の必須アミノ酸が
すべて含まれているんです。
必須アミノ酸を効率よく摂るには、そのバランスがとても大切。
どれか一つでも量が足りないと、せっかく摂っても
残念ながら、体を作る材料として使えないんです。
ちなみに、タンパク質は代謝がアップするので
朝摂るのがお勧めです。
タンパク質では摂ったエネルギーの30%が熱に変わります。
脂肪は4%、炭水化物は10%ですから、
タンパク質は他よりも熱に変わる割合が高いんです。
タンパク質はすべての代謝に関わる酵素の原料でもあります。
ですから、しっかり摂れば代謝がアップして、疲れにくくもなります。
美しい肌をつくるために良質のタンパク質をしっかり摂って
肝臓の機能を高めましょう。
それからもう1つ。
抗酸化作用の高い野菜やフルーツを積極的に摂りましょう。
栄養素をどんどん代謝し、自身も新陳代謝が激しい肝臓は、
体を酸化させる活性酸素ができやすいところです。
ですから、高酸化作用の高い他の食品を一緒に摂って
活性酸素の働きを抑えて肝臓の負担を軽くしてあげることも
大切なんです。
美肌にとってもとても大切な肝臓。
ぜひ一度、見直してみてはいかがですか。
気になる方は、メディアージュ
にお気軽にご相談ください。