歯科クリニックの職場環境デザインコンサルティングをスタートして2年が経過しました。

 
 
これまで、20院に関わらせていただきましたが、新規開業を除くほとんどのクリニックさんが、億を越える売上実績のあるクリニックさんです。
 
 
歯科業界のことを全く知らないところからのスタートでしたので、億の売上を越えるクリニックさんの希少さを知ったときに、大変驚きました。
 
 
そんな状態から、院長先生はじめスタッフさんに歯科のことを教えてもらいながらの2年間でした。その期間に、億を越える先生方とご一緒して実感したことをお伝えします。
 
 
✅勉強熱心
✅熱い信念
(強い信念ではなく熱いが適切)
✅好機を逃さず、決めたら即動
(常にチャレンジ)
✅師とする、または尊敬する人がいる
  (今の自分があるのはあの人がいたから、というお話をよく伺います)
第二領域に時間もお金も投資している
 
 
ほかにも挙げればキリがないのですが、この5つは、どの院長先生にも共通する点です。
 
 
5つめの第二領域とは、スティーブン・R. コヴィーの名著「7つの習慣」にあるタイムマネジメントの考え方です。
 
 
緊急度を横軸、重要度を縦軸にして、時間の使い方を四つの領域に分類します。
 
 


第1領域は、緊急度も重要度も高い、問題課題の領域です。

第2領域は、緊急度は高くないのですが、重要度が高い、質の高い領域です。

第3領域は、緊急度は高いのですが、重要度が低い、見せかけの領域です。

第4領域は、緊急度も重要度も低い、無駄な領域です。
 
 
医療の現場では、常に第1領域に忙殺され、なかなか第2領域の時間まで確保するのは大変だと感じます。
 
 
大変だからこそ、やった人は成果が出るのは間違いないのですが、多くの先生が大変だと思ってやっていたり、やらなきゃと思ってやっているようには見えません。
 
 
難なく、普通にやっています。
 
 
でも実際、裏では、そのために犠牲にしていることや、努力していることは想像に難くないのですが、先生方がそのことで疲れ切っているような様子は見たことがないのです。
 
 
これが、億を越えていくのが当たり前の感覚なのではないかと思います。
 
 
 
 
 
 
 
職場環境デザインも第二領域です。
 
 
そして職場環境デザインは、歯科にとって未知であり、最先端です。
 
 
なぜ、言い切れるかと言うと「こんな仕事があるのは知らなかった」と、口を揃えて言われるからです。増改築時に関わる歯科専門の設計士さんにも言われます。「20年やってるけど、会ったことがない」ツチノコかなにかになった気分でしたが笑い泣き
 
 
そんな歯科にとって未知のものであり、片づけにお金払うなんて……という常識もひょいっと乗り越えてご依頼くださるのです。片づけでありながら、単なる片づけでないこともすぐに察してくださいます。
 
 
 
つい、先週、増改築時に依頼のあったクリニックさんから電話のお問い合わせがありました。向こう3年くらいは大丈夫だろうと、想定して増やしたカルテ庫が1年でいっぱいになってしまったとのこと。すごいことです。引き続き地域に貢献される歯科として成長されています。
 
 
 
そんな先生方のおかげで歯科に関わることができているのは大変ありがたいことです。
 
 
多くの先生が目指す場所に携われている経験を、職場環境デザインの視点から歯科業界全体の繁栄に繋げていきたいと考えています。