こんにちは。ファイナンシャルプランナー(FP)のタケイ啓子です。

傷病手当の給付金は、病気やケガの療養中に受取れる、とても心強い制度です。

給付金を受取る、よくあるケースはどのようなものでしょうか。

 

まず、傷病手当は健康保険に加入していないと受取れません。

健康保険とは、勤務先の健康保険組合や協会けんぽの保険です。自分が対象なのかどうかは、保険証を見てみれば分かります。

保険証カードの下のほうに「保険者名称」を確認してみましょう。

保険者名称が「全国健康保険協会」であれば、協会けんぽなので対象です。

また、勤務先の企業や、同種同業の企業が合同で設立する健康保険組合が保険者になっている場合も対象です。

 

そして、たとえば病気になって仕事ができなくなったとします。

会社を休むと、まずは有給休暇にすることが多いですね。仕事を休んでも有給なので、お給料の収入は確保されます。

しかし、有給休暇はあらかじめ日数が決まっています。1年間で15日とか、20日とかになっているので、それ以上休んだらお給料は出なくなります。

 

有給休暇を使ってしまったら、その後は傷病手当を受取れるように申請をします。すると、お給料の約3分の2の金額が受取れることになります。

受取れる期間は最長で1年半です。

 

このような時に受け取れる傷病手当金は大変助かるものですが、その中から支払わなければならないものがあります。

それは、社会保険料です。

 

傷病手当金は、社会保険に加入している被保険者が受取れる給付金です。

社会保険に加入しているということは、保険料を支払う必要があるということでもあります。

会社員の場合は、通常のお給料から天引きされているため支払っている実感は薄くなりがちなので、改めて請求されるとビックリしてしまうかもしれませんが、これは支払う必要のある費用です。

健康保険の保険料は、都道府県にもよりますが、お給料の約5%前後、厚生年金保険料はお給料の8%前後です。

毎月いくら支払っているのかは、給与明細で確認ができますのでいざという時のためにも確認しておくと安心です。

 

支払い方法は、以下の3つがあります。

①  勤務先へ振り込む

②  勤務先が立替える

③  傷病手当金を会社がいったん受け取って社会保険料を差引く

 

支払い方法のうち、勤務先へ振り込むことが多いようです。

 

いずれにしても、傷病手当金を受取っても社会保険料を支払う必要はあることに注意をしておきましょう。