Chicago VII | メドさんのマニアックな日々

Chicago VII



今日は "Chicago VII" です。


「V」「VI」とシングルアルバムが続いたのですが、「III」以来、そして今の所最後の二枚組スタジオアルバムです。


A-1 Prelude to Aire
A-2 Aire
A-3 Devil's sweet
B-1 Italian from New York
B-2 Hanky panky
B-3 Life saver
B-4 Happy man
C-1 I've been searchin' so long
C-2 Mongonucleosis
C-3 Song of the evergreens
C-4 Byblos
D-1 Wishing you were here
D-2 Call on me
D-3 Woman don't want to love me
D-4 Skinny boy


前作「VI」で音楽の方向性を変えた感の有る彼等が、更にそれを鮮明にしたアルバムという印象です。
同じ二枚組でも「II」「III」は政策的な二枚組。「I」とこれは、手持ちを全部積め込んだら二枚になってしまった、と感じています。


ジャズ或いはラテン風のA面から始まり、B-2までインストゥルメンタル曲が続く構成にまず驚かされますが、

以降も剥き出しのパワー全開という曲は全く無くなって、非常にポップな仕上がりとなっています。
最初にシングルカットされたC-1の、ブラスを抑えストリングスを全面に押出したサウンドがアルバムを象徴して

いるかもしれません。


発売当初には賛否両論と言うか、否定的な意見の多かったアルバムで、アルバムの日本語ライナーに「途中で聴くのを止めてしまいたくなった人の為に」と言った、言訳の様な解説が有ったのも覚えています。
また、初めて各曲毎の楽器担当がクレジットされており、ギターとベースの担当が逆になっていたり、ゲスト

ミュージシャン(プロデューサーも)が結構参加していたりで、驚いた事も覚えています。
特に、次のアルバムから正式メンバー入りするパーカッショニスト、ローディ・デ・オリベイラも多くの曲に参加しています。
また、ここまで地味な存在だったトランペットのリー・ローナン(?、この人の正確な読みは分かりません)が曲作りやリード・ボーカルをやったりしています。


新しいChicagoになるためにこれまでのChicagoを清算し、自分達のイメージを自ら壊そうとしたアルバムなのかもしれません。
個人的な結論としては、「長い夜」等のイメージを求めず、一つのポップアルバムとして聴くならそう悪くは無い、という所でしょうか?