今回もベランダお客様紹介です
灼熱のベランダの日陰に置いてある温度計↓
午前中からすでに40℃に届きそう・・・
ベランダのプランターの土もけっこう熱せられています・・・
・・・とプランターの土の上を
黒く小さな生命体が歩いている・・・
さっそく室内に移動し撮らせていただきました~↓
体長8mmほどの真っ黒黒な甲虫くん
黒と言っても、よく見る甲虫のような光沢は一切なし。
最近話題になった黒過ぎるポルシェを連想させる
ツヤ消しタイプ、マットな黒!
さて・・・
真っ黒過ぎて甲虫くんのお顔やパーツが見えにくいので、
ここから先の写真はかなり露出を上げて撮ったものになります
まずは正面から
クリクリのつぶらな黒いお目目を輝かせ
なかなか可愛らしい表情をしていますね
お体はツヤ消しですが、さすがに目には輝きがあります
お名前はたぶん
ヒメビロウドコガネくん・・・?
どうやらビロウドコガネというそっくりさんもいるようで
大きさもほぼ同じらしく迷いましたが・・・
前足の脛節(けいせつ)というところの
外歯(外側のトゲのようなもの)が2本ならヒメビロウドコガネ、
3本ならビロウドコガネなのだとか。
前足の脛節の外側に2本しかトゲが
ないように・・・見えるので・・・! ↓
ヒメのほうかなあ~と・・・?
( もしも違っていたらご一報を )
ヒメビロウドコガネくんにも
ハチミツ水にEM1を加えたものを
脱脂綿にしみこませて飲んでいただきました。
先日のシロテンハナムグリくんと同様
夜になっても脱脂綿にしがみつき飲み続けていたのですが・・・
涼しい夜のうちに・・・と、外に放してあげました。
さて・・・
先日、博物館さんから回答をいただき、
前回 & 前々回の記事に登場したベランダの客人たちの
お名前を、ついに教えていただくことができました
まず
貝殻直径が4mmほどの
小さなカタツムリくんのお名前は・・・
「コハクガイ」だそうです
北米原産の外来種なのだとか。
明治時代ごろから外国からの物流が盛んになり
日本に定着したと思われるそうです。
うちの灼熱のベランダに棲みつくだけあり
かなり過酷な環境でも生き延びるのだそうですよ~
このコハクガイくん、
小さいので目立ちませんが・・・
皆さまの周りにもちゃっかり棲みついているかも?
そして・・・
博物館さんによると
前回のこちらのハムシくんのお名前は・・・
やはり、ムツキボシツツハムシくんでした
京都府で絶滅危惧種なのに
ウチのベランダなんかに・・・??
・・・と懐疑的でしたが、専門家さんから
お墨つきをいただきスッキリしました
絶滅危惧種を灼熱のベランダに放すのは
ちょっと心配なので、念のために
近場の里山に連れて行きました
室内ではノロノロ歩きだった
ムツキボシツツハムシくんでしたが・・・
里山に連れて来ると、自然の風を感じたのでしょうか。
水を得た魚のようにキビキビと動き始め・・・
そそくさと草の中へ走り込んで消え去りました
遠く離れた場所にいるパートナーのことも
見つけることができるという
虫のフシギな力を使って
ムツキボシくんも良い出会いに恵まれますように
それでは今回はこのあたりで