NHKの「きょうの料理」など多くの料理番組に出演し、家庭料理の魅力を伝えてきた料理研究家の枝元なほみさんが先月27日、間質性肺炎のため亡くなりました…69歳でした。
枝元なほみさんは横浜市生まれで、明治大学を卒業後、劇団「転形劇場」に入り、賄いの担当をしたりレストランでアルバイトをしたりする中で料理を覚え、1990年ごろから、料理研究家として活動を始めました。
記事以下↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250312/k10014747371000.html

食材の本来の味を生かした料理やバラエティー豊かな大皿料理を得意としていて、NHKの「きょうの料理」や「ひとりでできるもん!どこでもクッキング」など多くの料理番組に出演し、明るい笑顔で家庭料理の魅力を伝えてきました。
また、ホームレスを支援するNPO法人「ビッグイシュー基金」の共同代表を務め、雑誌「ビッグイシュー日本版」に自身のレシピを掲載していたほか、流通に乗りにくい野菜などをインターネットで販売する農業支援の活動もしていました。
関係者によりますと枝元さんは5年ほど前に間質性肺炎と診断され、入退院を繰り返しながらも仕事を続けていましたが、先月27日に亡くなったということです。
枝元さんが代表を務める農業支援の株式会社「チームむかご」は、公式のインスタグラムでコメントを発表しました。
この中で「枝元はその柔らかく、ふっくらとした手から、いつも自由で独創的な発想で美味しい料理をつくり出し、食べることをだいじにしてきました。料理の根幹には、食べものを生み出すいのちと生産者に対する敬意がつねにありました」としたうえで、「ビッグイシュー」などの料理を通じた社会活動について「自分のことよりも誰かを思い、わかちあおうとすることを諦めないその姿勢は、最後の最後まで変わりませんでした」などとつづっています。
故人のご冥福を心よりお祈りいたします。
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