面白い本を見つけました。
すぐに一気読み(笑)。
クリックするとアマゾンに飛びます。
- 高樹 公一
- 1億稼ぐ!飲食店「週末」起業
アマゾンの紹介文です。
会社員のままお店のオーナーになれる! そんな夢のような話が、実現できます。
著者の高樹公一氏は特別な資産もない普通の営業マンでしたが、奥さんの妊娠がきっかけ(!?)でわずか5年で飲食店3店ものオーナーとなりました。会社員のままラーメン店と串焼ダイニング店を持つまでの実体験と、サラリーマンなら誰でもチャンスがある開業ノウハウを大公開。『週末起業』藤井孝一氏の週末起業フォーラムで『第1回週末起業家大賞』『審査員特別賞』ダブル受賞のあっと驚くノウハウをはじめて語ります。
内容は、堅実そのものです。
驚いたのは、この方は
フランチャイズで起業されている、
という事です。
確かにフランチャイズは、
本文にあるようにいろいろな”ウワサ”ばかり
先行しているようですが、
最近は色々事情が異なるようです。
P.84からの”フランチャイズの誤解”
(こんな章は実際にありませんが、内容的に)
1.フランチャイズはロイヤリティが高く経営を圧迫する
→ 現在はロイヤリティはそれほど高くないことが多い。
2.本部が提供する食材は高い
→”質””安定供給”を考えると、逆に安い場合も多い。
など、
「へー」と思うことが一杯あります。
また、個人事業と、法人化についても
書かれています。
医療法人とは多くの点で異なりますが、
法人と個人事業とのコンセプトの違いが
よく分かるかと思います。
なにも、医療関係者の方に
「週末起業で、飲食店をやれ」と
勧めている訳ではありません。
わたし個人は、
「自分の能力を最大限に発揮したほうが
分散して能力を出すよりもずっと良い」
と考えておりますので、
「医療関係者」+「飲食店オーナー」
で上手くいく方はそれほど多くはないと思います。
ただ、
社会に対して何らかの働きかけをする場合、
例えばNPOでも、
小事業でも、
ボランティアであっても
このような「週末起業」的スキルは
うまく使うと、
本当に人をつなげる強い力になる気がします。
もちろん、開業をめざす方には、
他業種がどのようなスタンスで開業するのか、
自分を見直すいいチャンスになる本だと思います。
収支に関しては、
第8章 収入を増やそう (P.127)
に家賃、人件費、食材費などの
目標パーセンテージが載っていて便利です。
医院の場合、ビル開業では、
「2日間の売上が家賃分になるような設定」
との情報があります。
飲食店では、
「3日間の売上で家賃を出せれば御の字」
(P.128)だそうです。
飲食店営業は月30日のうち3日分、
と本文で言っておりますので、
診療所では、月20~22日前後になると思いますから、
両方とも”家賃は売上の1割以内”
という意味では、”合う”んですね。
妙に感心してしまいました(笑)。
医院は飲食店同様、
毎日現金収入がある業種です。
トラブルの対処法も含めて、
大変参考になる本でした。
でも、繰り返しますが、
”当ブログは、医療関係者に飲食店の週末起業を勧めている訳ではありません”
(笑)。
ご理解のほどを。