最近テレビで若い女性タレントさんのことが騒がれていますね。

 

その女性タレントさんのことは存じ上げないし、その新興宗教の知識もありませんし、

特別な意見も興味もないのですが、

 

彼女は幼い頃から信仰があったと聞きました。

彼女が悩んでいるときに親身に話を聞いて共感してあげられる身近な大人は、会社に、周りにいなかったのかな、と思いました。

 

私は特別な信仰がありません。

 

ご先祖様は大事に思いますし、お墓参りもします。

神社にお参りもします。

偶然とか、運とか、縁とか、目に見えないものは信じていますが、

いわゆる日本人に一番多いと言われる「無宗教」というタイプだと思います。

 

面接の内容でも多いですし、

よく保護者の方に、「ここなんて答えればいいのでしょうか?」

と質問されるのですが、

 

なぜ、宗教教育か?

なぜ、キリスト教教育か?

なぜ、カトリック教育か?

キリスト教教育についてどう思われますか?

 

その意見や考えがなくて、どうしてその学校を志望するのか?

 

と言ってしまえば、それまでですが、

でも、私のような特別な信仰を持たない人は、

そこで困ってしまう保護者の方の気持ちは理解できます。

 

驚いたのが、保護者の方がお持ちになっていた、市販の面接の問答集には、このようなことが書いてありました。

 

日本にもキリスト教の行事はたくさんあります。

クリスマスは我が家の一大イベントとなっています。

中略

息子も今年のクリスマスをとても楽しみにしています。

私共も単なる行事ではなく、意義のある一日を過ごせると考えています。

 

また

 

世界でもっとも多くの信者を持つ宗教であり、神の愛を中心にした博愛精神を基本としている宗教だと思います。

 

心の教育、

自己の柱となる、

自己啓発のきっかけとなる

 

 

私もここの先生達も、こういった問答集は見たことがないので、ちょっと興味本位に見せて頂きましたが、

何の答が正しいというわけではありませんが、多少驚いたことと、

わが子をお預けしたい学校の教育なのですから、それ以上の思いは出てくるだろう、と読んでいて感じました。

 

私が大好きな学校の一つに立教女学院小学校があります。

そこの受験を見るのが好きなので、ご縁あってみつめる21が出している合格本のその学校のページを担当させていただいたこともあり、そこにも少し書きましたが。

 

その学校に通っている教え子ちゃんの一人で、今でもお教室に来ている子がいるのですが、

 

彼女と接していると、宗教教育の良さが彼女の人格形成に行き届いていてることを感じます。

彼女は物心ついた頃から教会に通っているのですが、

彼女のゼロのところからの根幹にいい形で、もう染み込んでいることが伺え、こちらも温かい気持ちになります。

 

現代は価値観の多様化した時代ですし、

でも、一つ何か世論と違うことを発すれば、簡単にネットで叩かれたりします。

 

こんな時代だからこそ、宗教教育というのは必要になってくるのではないかと考えます。

ご家庭の軸がしっかりしていれば、もちろん良いことですが、

 

私なりに、キリスト教教育の良いところは、以下のようなことを考えています。

 

目に見えない大きな存在に守られているということ。

大きな愛に包まれているということを本人が自覚することによって、自己肯定感を得ていること。

自分を大切にすること。それと同じように他者も大切にすること。

感謝の気持ち、奉仕の気持ち、人に尽くす気持ち、心の教育として大切なことは山々ですが、

 

やはり、この人格形成の土台となる幼少期にキリスト教教育を受けることによって、

本人の価値観の軸になるのだと感じます。

将来、そこに良心を照らし合わせ、真実を見極め、物事を判断していくのだと思います。

その中で、自分の存在そのものが愛されていると自覚できている子、自己肯定感を得ている子は、自分と違う意見の人がいても批判しない。

 

思春期になったり、大人になって、

もしも、

悩んだり、躓いたり、横道それたくなったり、迷ったりした時に、

親や身近な大人が近くにいない場合もあります。

私たち親もいつまでも子どものの傍にいてあげられません。

反抗期であったり、周りの大人が信じられないときもあるでしょう。

そんな時に、きっとキリスト教教育の教えはその子の価値観となり、そこに自分を照らし合わせていけば、

あるいは独りであっても目に見えない大きなものの存在と愛を感じていられれば、

生きていく糧になるのだと思います。

 

先ほどの、

 

なぜキリスト教教育か?

 

の質問の正解はわかりませんが、

信者さんではなかったり、キリスト教教育で育ってこられてない方でも、志望される際、

自分の子どもにどう育っていって欲しいのか、その良さについて今一度考えてみてくださいね。

 

山中

 

 

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