Sさんはセキュリティ会社の人の中に混じった私を見つけ「あら」と、いつもと変わらない感じの落ち着きぶりだびっくり
もともと穏やかで、ほとんど感情を表出する事のないキャラクターの方ではあったが、動揺もなく淡々としている様にはこちらも落ちつかされるあせる

「大丈夫ですか?」
声をかけながら血圧などなど測定した。血圧はそんなに下がってないな…と少しホッとしたところに救急隊が入ってきた。
一通りの説明と、うちの病院に搬送できるよう連絡している事を話し、救急隊は救急隊の仕事をし始めた。
あせる
ケアマネにどうなったか連絡下さいって言われてたんだ汗
持たされているPHSから電話をかけてもなぜか話し中で繋がらず(そもそもこのPHSは電波がよろしくない)ステーションに居ると思われる、会議に行った師長をあてに電話してみたところ出たので連絡を依頼した。

後は搬送してもらうだけだ真顔
と少し安堵の気持ちになったのもつかの間、階段で4階から降りなければならないため、救急隊が選択した搬送方法は階下まで椅子のようなもので降りるという方法だった。
座らせて降りようとしたところで、吐きそうガーン
いや待ってあせるまた吐血するよねそれはゲッソリ
心配した通り再度吐血…ショックにならなければいいなと思いつつ、ようやく救急車までたどり着いた。

今度こそ安堵の気持ちで、Sさんから預かった入院のための荷物などを自転車に乗せ、一足早く病院に戻った。

救急外来のところで、手続きのため保険証やら診察券を荷物から探しているところに師長が来てくれた笑い泣き
荷物を漁る形になってしまうので、2人で立ち会いのもととし手続きを終えた。

病棟と違い、状況も様々な家で1人で対応しなきゃいけないって言うのはやっぱり大変で…
帰りは疲れも伴い放心状態チーン

Sさんは緊急内視鏡となったが、大まかに聞いたところでは肝臓の悪性腫瘍からの出血だったとのこと。
静脈瘤じゃなかったんだ?
と疑問が残りつつ、翌日以降の対応を師長にお願いし3連休に入った。

ところで、Sさんはご主人を亡くされ息子さんと2人で暮らしていた。息子さんは居ても、お母さんの面倒をみると言う事は全くなく、私達も一人暮らしのような感じで対応していたぼけー
家族と住んでいてもこういった家庭が結構ある。都心だからか最近の傾向なのか、家族に頼れない高齢者は今後も増えていくことが容易に想像できるタラー

自分が高齢者になった時、日本はどうなっているのだろうか…ガーン