キットを改めて組んでみて、感じたのはやはりガレージキットだということ。

 

プラキットの形態を取ってはいるが、結局のところガレージキットなのだ。

 

要するに専門職の域に達してないのだ。

ウェーブはガレージキットメーカーの中ではいち早く、キャラもののインジェクション化を行った。

80年代末期にナイトオブゴールドは画期的な商品だった。

今の目で見れば簡易インジェクションのしょぼい商品でしかないが、当時はモーターヘッドのインジェクションというだけで凄かったのだ。

このバルキリーの発売が2010年だから、あれから20年余、全然こなれてないというか、設計や金型作りのセンスのなさだけが強調された感があるのだ。

 

ポリキャップの形や使い方、ダボや受けのサイズはバンダイのセンスに遠く及ばないし、無駄なアンダーゲートも作りにくくするだけだ。

はめ込み用のダボポンのすぐ隣に、0.5mmくらいの隙間でゲート持ってくるのは頭が悪すぎるとしか言い様がない。

 

模型としての製品レベルは今のバンダイどころか、マクロス放送当時のイマイやアリイのキットの方が「プラモデル」として成立していると思う。

 

とにかく、脆弱さが目立つ。

中のポリキャップが透けて見えるくらいプラを薄くするのも理解不能だ。

ポリキャップの幅をあと1mm狭めて、肉厚稼ぐことができるサイズだと思うので、やはりセンスがないのだろう。

 

 

TV版は丸指なので、ザク系の手首を流用する。

HGのガンプラのボールは3mm、バルキリーの手首は4mmなので、ポリキャプを換えるか、手首のボールを換えるか検討中だ。