キットは既発売のノーマルファイターに追加でファストパックを入れたものなので、ハセガワのキットと違い、改造すればこのキット単体でノーマルとのコンパチも可能。
ただ改造は結構面倒だ。
ハセガワはパーツがないだけで、パーツさえあれば比較的簡単な加工で交換式にできるので、かなり楽だと思う。
面倒な理由がこれだ。
写真の余剰パーツを見て分かる通り、アリイやイマイのキット同様、脛外側を丸々交換する方式だ。
つまり30年前の旧キットから構造的には進歩してない時代遅れのキットだと言うことだ。
組みにくさも健在で、さすがはガレージキットだとしか言い様がない。
またガレキメーカーのハメコミキット特有の脆弱さもあって、すぐにばらけてしまいそうな不安感もある。
特にブースターを接続してる尾翼パーツのぐらつきがひどいので、私のように、ノーマルとのコンパチにしない人は尾翼と胴体をがっちり接着した方が無難だと思う。
ノーマルと違い、スーパーバルキリーは三形態とも尾翼は折りたたまれた状態なので、ガウォークへの組み換えに支障はない。その理由で、ノーマルではポリパーツ接続ったものが、今回はプラパーツでの接続となっているのだ。
ともかく、4200円もするくせに色々と足らないキットだ。
マイクロミサイルポッドは2個、反応弾も4個しかつかないので、劇中でのマクロミサイル4個装備(映画でのボドルザーとの最終戦)反応弾6個装備(TV版愛は流れる)が再現できないのだから半端すぎると思う。
ビームキャノンのセンサーもクリアーパーツになってない。
ダメな部分がアリイの旧キットと同じという、30年後の発売の意味がまるでないキットだ。
背中のブースターも浮きすぎてるし、足のパーツも外に膨らみすぎてるなど、スタイルも良いとは言えない。
どうしてもこのキットが組みたいというのでない限りは、ガウォークの発売が決まったことだし、ハセガワのキットを組んだほうが、大きさ的にも価格的にも満足度は高いと思う。


