お願い
当ブログを初めて訪れた方はまずはこちらの「ご注意 」(クリックすれば飛びます)をお読みください。
そうでない方は読み飛ばしてください。
パッケージ表
パッケージ裏
ディスク
DVDパッケージキャッチコピー
「6500万年の眠りから奴が目覚めた―。そして喰う」
「『ジョーズ』に恐怖。『ジュラシック・パーク』の衝撃。深海から浮上―」
「巨大鮫が人類に襲いかかるジョーズ・パニック最強作」
発売 クリエイティブアグザ 販売 パイオニアLDC
邦題 ジュラシックジョーズ
原題 JURASSIC JAWS/UP FROM THE DEPTHS
出演 サム・ボトムズ
監督 チャールズ・グリフィス
製作 1994年アメリカ・フィリピン
時間 85分
枚数 1枚
音声 英語(ドルビーデジタルステレオ)・日本語(ドルビーデジタルステレオ)
映像特典 無
過去の視聴回数 無
DVD視聴回数 1回(日本語)
DVD仕様 トールケース・モノクロピクチャーディスク
感想
「これぞB級!」と言わんばかりのトンデモ映画。
発売がジョーズアタック
と同じ会社だけあって、これも見事なパッケージ詐欺。
イラストはサメっぽい絵が描かれているが、映画に出てくるのはメガマウスだかナマズだか分からないモンスター。おまけにこのパッケージ「1994年製作」とか書いてあるが、これも嘘。実際の製作は1979年だ。15年もサバを読むなと言いたい。画面の古臭さからすぐにバレるだろう。
まあ、「ジョーズ」は「顎」という意味でサメを指す言葉ではないので、サメ映画だと思うのは、見る側の勝手でしかないのだが、フィリピンを舞台にした便乗映画に期待する方が間違いなのだろう。
現代は「UP FROM THE DEPTHS(深海より上がってくるもの)」だから、こちらの方が正しいタイトルだが、ジュラシックジョーズじゃないと騙されて見る人もいないだろう。
それから酷いのが、映画に出てくる日本人の「鈴木さん」だ。
外国人から見た偏見の塊描写が凄まじい。
化物騒動で客足が減るのを嫌ったホテルのオーナーが化物退治に賞金を出すことにしたのだが、鈴木さんの扱いが酷い。お経を唱えてから、海に出るのだが、格好はふんどし一丁で、片手に日本刀、手漕ぎボートで出陣する様は特攻兵ですかと言いたい。その上台詞は「バンザイ」とか「バカタレ」である。
我々日本人から見たら、「こんな日本人いね~よ」なのだが、外人のイメージはこんな物なのだと、よく理解できる映画だ。
もし見ることがあったら(普通は見ないと思うが)、モンスターではなく、「偏見に満ちた日本人のイメージ」を見る映画だと思って欲しい。