今日はランナーを使った自作パテの実験だ。


よく凹みや穴にポリパテを削った粉やベビーパウダーを詰めて、上から瞬間接着剤を垂らして固めるというやり方が雑誌などで紹介されているが、それの変形だ。


ランナー(ポリスチレン)を削った粉と流し込みタイプの溶剤系接着剤を使ったやり方だ。


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まずは写真のようなランナータグを鉄ヤスリで削って、粉状にする。


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その粉をいらない塗料瓶に集めた物。



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実際にテストした物だ。

まずパーツのヒケた部分(凹み)に普通の溶剤系接着剤を塗る。

次に削ったカスを載せる。

その上から流し込み接着剤を垂らす。

以上の手順だ。


1時間くらいで触ってもベタつかず、それなりの硬さにはなっているが溶剤が抜けるのに1日以上は放置した方が無難だろう。

完全に固まってから削ってみないと何とも言えないが、仮に成功したとしたしても面倒くさくてやってられない。

それとポリスチレンが粘り気のある材質のようで、ポリパテを削ったような「粉」にならないのだ。

ランナーを削る手間を考えると、使うに値しない方法だ。




次に試したのが、昔電撃ホビーマガジンで紹介された、ランナーを流し込み接着剤で溶かしてペースト状にして使う方法だ。


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これが溶かした状態だ。



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段差のある合わせ目と隙間への浸透性を見たいので、そういう箇所に塗った。

こちらはいい感じなので、ぜひ成功して欲しいものだ。


なぜに市販されてるパテが何種類もあるのに、こんな実験をしているかというと、こういうやり方でないと修正できないような物があるからだ。


結果は硬化後に削ってからレポートする。