避妊手術でティナがなくなってしまった経緯 2 | kaoのボルゾイ コロンの日々

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☆ボルゾイ ティナ♀(2015.2.20-2017.9.27)
☆ボルゾイ コロン♀(2017.4.5-)
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☆イタグレ ニコ♀(2021.7.27-)
☆にゃんこ みぃちゃん、ムサシ、ロン、てん、リリア
静岡県

9/26

朝から絶食絶水

お散歩の後、いつもなら階段を上がる前にお水を飲みます。

でもこの日はなぜか飲まずにすたすたと階段を上りました。

11:30までに来てくださいといわれていたので

11:00過ぎに病院へ

 

「万が一の確率は1万分の一

サイトハウンドはその二倍の五千分の一

生後数か月の子と違い脂肪が付く分、傷の治りが多少悪いこともある。麻酔に関してはサイトハウンドでも安心なタイプを使います。」

そんな説明を先生から受けました。

 

採血をしてもらい、「もし肝臓とかに問題があれば手術はできませんのでそうなったらお昼くらいまでに電話をします。電話がなければ手術をすると思ってください。」

といわれ診察室を後に。

ドアに映る、しぶしぶ連れていかれるティナの姿は今でも頭から離れません。

 

その後、受付に行き差し出された同意書に署名捺印。

(そういえば、卵巣だけ取るのか子宮全部を取るのか説明を受けませんでしたが、メスはみんな同じ手術だからだと思いました。また、万が一の状態って何だろうと思いましたが亡くなることは五千頭に一頭なんて,

多いわけないからキズの治りが悪くその後何らかの影響があることと自分で判断しました。)

あとから、この自己判断が間違いだとわかりました。

そして、この同意書の控えも渡されていませんでした。

これも後になって気づきました。

 

 

お昼過ぎても電話はなかったので午後の診療が始まる前に手術をしたと思っていました。

午後の診察時間が始まるころになっても

何も連絡がなかったので安心しました。

 

 

 

翌日は診療時間内にお迎えに行くことになっていました。

もちろん朝イチで行こうとしてしたくをしていたら病院から電話。

「縫ったところからジワジワ出血しているので、

安静にしたいからもう一日預からせてください。翌日は木曜日で病院が休みなので金曜日の朝にお帰しします。

 

キズがくっつきにくいかもって言っていたからそれだね。

寂しいけれど病院で安静にしていてもらい、くっつくのを待とう。

そう思い電話を切りました。

キズが早めにくっついたら休診日の木曜日に何とか帰してもらえないのかなあとも思っていました。

 

 

しかし夕方、なんだか気になり病院へ。

「血液検査では血小板の数値は異常がなかったのでそれは問題ないが血が固まりにくい体質かもしれない。でもうちではその検査はできない

場合によっては再度 開腹してなかをみることもあるかもしれない。

これからかかる治療費についてはこちらで持ちます

とにかく安静にしたいので会わせてあげることはできないが後は僕に任せてください。」

 

そうだね、私の姿を見て喜んで暴れたらよけい傷が開いちゃうからね。

任せてって言ってるんだから先生に任せて帰ろう。

 

このときはまだ、安静にしていたらだんだん傷は

くっつくんだと思っていました。

そうやって帰路についたのが16時ころ

 

そして夜になり21時に病院から電話

「出血が増えて急変したので今 再度開腹しています。もう家内が(女医さん)麻酔をして開腹手術に入っているので終わったら連絡します。」

家で待っていられません。急いで病院に行き駐車場で待機

 

21:38

「残念ながら・・・」

 

はっ、???何それ???

そんなつもりで預けたわけではない

早く会わせてください!!

「まだお腹が開いたままなのでまだ見せられない、家内が処置をしているのでもう少し待ってください」

 

暫くして連れてこられたティナはもう鼻や口に脱脂綿を詰められていました。

電話が来てから数十分で完全な遺体になって戻ってきました。

最期に会いたかったといったら

「僕もあの時会わせてあげればよかった」と

 

「もう一度開腹したが、中はしっかり縫えていた、麻酔も問題なかった。原因はわからない。しいて言うなら、DIS,多臓器不全、血栓が血管を詰まらせた、そんなところしか思えない、出血は100ccもなかったので出血多量ではない」

出血については手術を私が見たのではないから、わからない。しかし、ティナが亡くなり翌日の朝までの間にお腹に血が溜まってきていたので、余計わからない。

 

今まで先生はボルゾイの避妊手術はしたことがあるのか問うと

「前にこの〇〇市で一頭、あれはオスだったような・・・・・」

そんなことも覚えていない?!

もともと隣の市の評判の言い病院にいた先生というので、経験も豊富だと思いこんでいて、手術前にそんな失礼なことは聞けませんでした。

単独でやることが初めてならせめてひとこと言ってほしかった。

 

しかも、手術は夜

26日の20時から始めて21時に終わったそう。

しばらく様子を見て異常がなかった。

夜12時ころにまた様子を見にいたが

異常がなかったとのこと。

 

そのまま、朝の診療開始までは見に行くことはなかった。

「じわじわ出血が・・・」と家に電話が来たのが 朝の診察開始時間だった。

 

もし午後の診療開始前に手術していたら、目が届く分

もっと早く異常に気づいたのではないか

一晩、辛く寂しく過ごしたティナを思うと胸が張り裂けそうでした。

 

もっと違う病院だったら、じわじわ出血があるという時点で原因をつきとめ対処できていたのでは。

またそんなじわじわ出血なんてなかったのではないか。

再びおなかを開けたとき、どこから出血があったのか

わからなかったのだろうか。

 

何を聞いても「原因ははっきりわからない」と。

最終的に、血液検査の結果も

手術の経過のカルテも出してはもらえませんでした。

これは今からでもお願いして見せてもらったほうがいいのか。

 

挙句の果てに、「お葬式をするなら僕の家の犬をお葬式した〇〇がよかった、評判もいいらしい」

さすがにダンナも怒ったら

「何か僕にできることはないかと思って・・・軽率でした、すみません」と。

 

 

 

もっと考えなくてはいけないことは

たくさんあったのかもしれません。

 

大体、これからかかる治療費についてはこちらで持ちますとは

どんな意味、なぜ?

 

でも、安易に決めたわけではなく、考えて考えて考えて決めたことです。

手術を決めたのは私、この病院でと決めたのも私。

すべての責任は私にあります。

 

 

ティナ、おうちに帰りたかったね。

ひとりで逝かせてごめんね。

不安でさみしかったよね。

会いたかったよね。

ほんとにごめんね。

 

 

 

 

悔やんでも悔やみきれません。

 

 

 

 

 

 

翌日、静岡の動物専門の霊園でお葬式をしました。

葬儀からの私のあまりの様子に

「よほど可愛がっていたんでしょうね」と声をかけてくれた僧侶(?)

「避妊手術をお願いしたらそのまま帰ってこなかったんです」と説明したら

「えーっ、じゃあそんなことしなきゃよかったじゃん。それがなければまだ10年、15年生きられたでしょうに。」

もう返事もできませんでした。

 追い打ちをかけられ、もうボロボロでした。

 

 

 

ティナ、ごめんね。

泣いても悔やんでも

ティナは戻ってきません。

 

 

 

このブログを通し避妊手術を否定しているのではありません

ただ、経験豊富で設備が整い、術後の管理がしっかりでき

安心して任せられる病院を探すことの大切さを知ってもらいたい。

 

素人としてはミスではないかという気持ちは正直ぬぐえません。

しかし獣医さんなら、「そういうことはまれにあり、どうしようもないこと」

そういうかもしれません。

なぜなら100%安心ですとは言われていないし、何回も書きますが 

手術の決断、病院の決定それはすべて私の責任です。

 

わかっていることですが、納得するのは難しい。

 

ご批判も含めてご意見があればコメント下さい。

メッセージでも構いません。

 

 

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

 

 

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