ドリパケ カウンタードリ  | ドリフト屋 D-Like

ドリフト屋 D-Like

熊本のドリフト専門店です

ドリパケでカウンタードリ・・・

いやぁ~

ここまで盛り上がるまでの道のりは長かった・・・

約1年前、周りではCERやOTA-RやTA05などのベルト車じゃないとカウンタードリは

出来ないって言われてました。

もちろんそんな中でもやっている人は居たのかも知れませんが

ネットや雑誌など見ても何処にも情報やデータは無かったので

ほとんど居なかったのではないかと思います。

私はカウンターを当てて走れるようにならないかなぁ~っていつも考えていました。

しかし、その当時はシャフト車は無理!っていう太鼓判が・・・

D-Likeで走っているマイルさん(OTA-R)とメカニックさん(CER)と試行錯誤の日々

もちろん色々やってみてました。

2WDにしてみたり、ボールデフをスルスルにしてみたり・・・・

探究心旺盛なマイルさんとメカニックさんが色々試されて失敗の繰り返しで

嫌になる事も多々有ったのが記憶に残ります。

私もOTA-Rとドリフトマスターを持っていたのですが、マイルさんがOTA-R

で頑張ってらっしゃったので自分はドリフトマスターで頑張るぞ!って

言う事でシャフト車で進める事にしました。

その当時はまだ今のように走り方やセッティングの方法なども全くわからなかったのですが

ただ、実車のように動くようにするにはどうしたら良いかを考え

テクニックとセッティングを手探りで探していきました。

まず、前後の回転差無しで走っていたのですが、フロントタイヤの横方向への粘り感を出す

為に溝を作ってみたり・・・

リアのスプリングをとにかく硬くしてみたり・・・

そうこうしていると、マイルさんとメカニックさんは前後の回転差を付けて走り始めました。

どうやら2WDでは走れないから少しフロントに回転を残しながらリアの回転をメインに

すると、少しカウンターがあたる時間が長くなっていました。

そこで、とにかくラジコン天国さんやスーパーラジコンさんを回り

使えそうなベベルギヤとリンギヤを見ると片っ端から買いしめました!!

そのなかでも、加工も何とかしやすく、回転差を出せる

タミヤのエボリューションⅢ(F201シャーシ各車)のベベルギヤ(15T)&リングギヤ(38T)

ドリパケの純正がベベルギヤ(17T)リングギヤ(40T)なので

フロントのベベルギヤとリアのリングギヤに加工して流用する事で

若干リアの方が回転するようになります。

その当時はまだこんな不安定な車で走れる訳が無い!!って思いながらも

実車でこんなパワーがあってレスポンスが良かったらスピンするなぁ~

って感じだったので実車をイメージしながら進入の角度や

加重の乗り方など意識して何とかカウンターを持続し続けて走れるようになってきました。

そこで、シャフト車でもカウンタードリできますよ!!

っていうのをより多くの方に知って頂きたいと

You Tubeに動画をアップしました。

それは物凄い反響で!! 対応するのに一日中電話から離れられなかった事もありました(笑)

その時に全国北は北海道から南は沖縄まで沢山問い合わせいただきました。

あの時お話しした方って今どうされてるのかなぁ??

まだドリフトされてるかなぁ~~

もちろんその時

TBエボリューションギヤの流用の情報や取り付け方法も結構しっかりお教えしたと思います。

そう言えば、そのあと全国のラジコンショップでTBエボリューションⅢのデフベベルギヤが

欠品になったんですよね(笑)

その後、流用も色々と試し、HPIさんの400円位のギヤセットの中の一つのベベルギヤ

が12Tで加工もセンターがとりやすく、加工も簡単っていうのを発見!!

それも、色んな方から問い合わせが有った時に話していたら・・・

こちらもすぐに在庫欠品に(笑)

問い合わせたらもうHPIさんは作るかどうかわからないって言われてがっかりしたっけな(笑)

今考えると、この時点で買い占めていたら儲かってたんでしょうね(笑)

そしてこの頃になるとほぼCERやOTA-Rとも張り合う事が出来る位の

走りが出来るようになってきていました。

そのときの動画です

↓↓↓↓↓↓


さらに、反響は広がり・・・

アメリカや世界中のドリラジマニアの方からコメントやメールを頂くようになりました。

こりゃぁ~

世界中を巻き込む一大旋風を巻き起こす可能性が十分にありそう!!

って感じました。

何度かヨコモさんのイベントなどにもカウンター仕様で走ったのですが

その当時は、まさかシャフト車でカウンタードリが

できると思ってる人なんていないので見落とされていたのか・・・

気づく人は少なかったですね!

一度昨年の10月頃にヨコモさんの営業の方と電話でお話する機会が有ったので

その時に

「私は今、ドリフトマスターでカウンタードリを頑張っているんですが、

ヨコモさんはどうお考えですか?」

って聞いたんですが

「ヨコモは誰でも出来るものを広げていきたいという考えなので

そういった難しいものには全く興味がありません」

と言ったようなへ返事を頂き

YOKOMOで一生懸命頑張っているのに・・・・

と、かなりガッカリした記憶があります(笑)

確かにビギナーからエキスパートまで誰でも楽しめるという事は

とても大切な事なのでそれが正解だんでしょうけど・・・

でも、このカッコイイし楽しい事をより多くの方に知って頂きたいという思いで

ドリフトで一番有名なヨコモさんのドリパケでも出来るようになれば

もの凄い沢山の人に体験して楽しんでもらえるって頑張ってたんですけどね。


それからちょっと自己満足の世界に入っていたら・・・

なにやら、オークションなんかでドリパケのカウンター仕様にする為の

ギヤがやたら高値で売り買いされているというのを知り、

こんな事はやってはいけない!!

なんとかしなければ!!

という事で、出来るだけ安く、そしてカウンタードリの出来るギヤを

作らないとせっかく楽しい事なのに出来もしないものを買って

「付けて面白くない!」

「こんなんだったらやらなくて良いや!」

って思われるのが目に見えてるので

オリジナルで作る事にしました。

デモカーのドリフトマスターはフロントのリングギヤとベベルギヤを特注で作っているのですが

少しでも安くする為にフロントのベベルギヤのみの交換で何とかいかないか?

と考えてテストを進めました。

もちろんリングギヤとベベルギヤのセットで販売したいのですが、

耐久テストをクリアできれば、安くて壊れない物が販売できればOKと思ったからです。


しかし今、やっと色んなメーカーから前後のギヤ比の差を出す為のパーツが

出てきましたね!

しかも、安い!!

もうこの時点で私の求める状況は達成出来たので満足なのですが、

製作するとしても、とにかく安く作るというコンセプトを貫く必要はなくなりました。

そこで現在は「D-Likeリアルドリフトプロジェクト」の名に恥じないような

とことんこだわった商品の開発に針路変更して進めています!

とりあえず前後の回転差を付けて、その状態で試行錯誤していくと

必ず壁に当たる時が来ます、その時に「こんなのが有れば!」

というスペシャルなパーツのリリースが出来るように準備する事にしました。



現在ドリパケ用のギヤの販売は

風間オートさん、アクティブホビーさん、TNレーシングさん、ヨコモさんも出すのかな?

から販売されますので、気軽に使ってみてくださいね!

この中で使用した事のあるギヤは今の所風間オートさんのギヤです、コチラは

なかなかオススメでしたよ!


いやぁ~~

振り返ると、意外と長いようで短い一年だったなぁ~~


もっと商売上手だったらと反省する今日この頃です(笑)