転生したら読書家になった件㉓ 百年の孤独 の感想 | バイクとCAFEと

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「百年の孤独」を読みました





簡単にいうと


は!?

でした(笑)


文庫化されて、一部で流行ってるらしいですが、ほんとうに理解できる人が何人いるんだ?って感じです😅


難しい
難解すぎる!

いや、難解というと小難しいことが書いてあるみたいだけど、これは違う
天才が全力でふざけている。

なんか凄いこと言ってる人がいたから真剣に聞いてみたら冗談だかホントだかなんだかわからない話だった
終わったら日が暮れていた みたいな


それでも
600ページを意味不明なまま読ませるだけの力は有るんだと思いました。








ここから
細かく感想を書きます

書けるかな😅


まあとにかく書いてみます

見たくない方はスルーして下さい














この小説の引き込まれる所をあげるなら


・生々しく、そしてエロい
・人類の歴史を凝縮している

・独特な文才がある(それを無駄遣いしてる)



って辺りでしょうか



物語は
南米かな?で原始に近い生活をしている民族の話からはじまるんです。

この民族の1人、ホセ・アルカディオ・ブエンディアは いとこであるウルスラと結婚をするのですが、いつまでも子供ができない。

それを仲間にバカにされたことで激昂。
槍で刺して殺してしまうんです。

その後、ホントか幻か仲間の幽霊が徘徊して悲しい目で見てくるようになって、その辺りからブエンディア一族に一種の呪いのような運命が付きまとう事になる というものなんです




原始の生活をしているという事もあってか、エロいシーンが多い。
読むのが大変な小説でしたが、その辺のエロさのお陰で読み続けられたのかもしれません😁

「最初の接触で娘の骨はドミノの箱がきしむような乱れた音を立て、今にもバラバラになるのではなきかと思われた。~中略~ 情愛に満ちた卑猥な言葉がほとばしり、いったん娘の耳に入ってから、その言葉におきかえられて再び口をついてでた」

とか


「愛撫の後のけだるさは欲情そのものよりも豊かな未知の可能性を秘めている事を知った。彼が卵の白身でアマランタ・ウルスラの盛り上がった胸を捏ね回したりー」

とか😁

ちょっと昔の漫画で人気が失くなるとエロいシーンが増えるとか、インターネットが一般に普及したのはエロサイトのお陰だとかいった話を思い出しましたが、でもこの表現力と独創性はさすがでした。






この一族は
こんな原始のエロい生活をしてますけど、子供が出来て孫ができて時代が進んでいくと、
村に異人種が住むようになり、文明が持ち込まれて発展していくんです。
商売を初めて、人が増えて、ヨーロッパから町長と名乗る者が現れるとブエンディアの一族はそんなものはいらん!って反発する、
でもやがて家族の1人が仲立となって仲直りして、町長の娘とブエンディアの息子が結婚するんです

その息子は、後に町に持ち込まれた選挙に不正があることを知って、革命家になり、戦争が始まる。

こんなふうに
時代が一気に進むんです
人類の歴史をギュッと凝縮してるように原始から近代へ凝縮された文章で綴られるんですよ

考えてみると1900年とかその頃には原始のような生活をしていた人は世界中にかなりいた訳で、それから100年でこんなに進化した
ブエンディア家と同じような民族はけっこういたんでしょうねー よくついていけたな😁


その後も
汽車が通って工場ができて、労働運動があったり、虐殺があったり…


よくもわるくも進化していく

最初原始の生活では、欲情に任せてまぐわい、怒りに任せて殺していた動物のような一族でしたが、異人種から文明を伝えられ、子孫に文化や経験を伝え、進化していくんです


やっぱ
動物と人間の違いは、この辺の伝え、積み重ねていけることが大きいのかなーと改めて思わせられました







そして最後

引き込まれた理由は
やはりその文才と独特な使い方ですかね~

読んでいると、その表現に驚かされるんです
安部公房はこの小説の著者を「一世紀に一人、二人というレベルの作家」と言ってるそうですが、エグいです。

例えば
「もともと欲望から始まったことだが、そこに愛情を見出だした。愛されたいと願っているうちに彼のほうが彼女を愛する結果になったのだ。~中略~ 貧乏は恋の奴隷にすぎないと信じた」とあって、
ほー!って思わず唸ってしまうんです😄

ただこれだけなら凄い!
ってなるところを、まだまだ続く😅

「ー そのころの二人は昔のとてつもないらんちき騒ぎや、けばけばしい豪勢さや、とどまるところを知らない交合などを思い出してうんざりし、こうして孤独を分かち合う楽園を見いだすのに要した長い人生を思って、長嘆息した」

一文長すぎ!
途中でワケわからんようになるんですよ

味付けが多すぎるんです
湯豆腐に醤油と岩塩と、唐辛子とゆず胡椒とバルサミコ酢とオイスターソースとケチャップとマヨネーズと…みたいな😁

なんか時間の感覚までおかしくなる🤔



天才故に
こうなってしまうのかとも思いましたけど、どうもわざとやってる節もある😅


一族は、子供ができると、おじいちゃんの名前をつけたりするんで、誰が誰だか分からなくなったりするんですが、いっぺんに色んな名前が出てくる
「マコンドを建設すべく山中を強行突破したホセ・アルカディオ・ブエンディアの恐るべき不適さ。アウレリャノ・ブエンディアが無益な戦いを繰り返し挑んだ、あのやみくもな自尊心。ウルスラが一族の生存をはかってきた、あの粘り強さ。同じようにアウレリャノ・セグンドは…」みたいに
読者を撹乱している?みたいな




でも
かと思ったら凄まじい文才を見せる

「霧につつまれた小道や忘却の約束された時間、失望の迷路を彼はさまよった。心に思うことがコダマで繰り返され、願いが予兆の蜃気楼を呼ぶ黄ひといろの荒野を横切った」

凄い!

と思ったらまた
変なこと言いだす

常識的な事を言っていて、超常現象なんて信じない人達がいる世界なのに、ジプシーが持ってきた魔法の絨毯に乗って空とんでみたり、死んだ人間が死んだ時より年取って訪ねてきたり
娘が天使になって空に消えたり😅



凄まじい才能でふざけてるのか?
と思ってしまう

羽生善治が全力でオセロしてるみたいな
スーパーサイヤ人がアッチ向いてホイしてるみたいな😁

登場人物が、「文学は人をからかうために作られた最良のおもちゃである」って言ってるシーンがあるんで、実は著者も読者をからかっているだけかもしれません



あるいは

僕が今現在、意味があると思い感動する文章も、子供の頃には意味が分からなかった、は?と思ったんですよね

この小説だって、今は、は?やけどそのうち感動するのかもしれない。

いやでもなー
そうも思えないなー

逆に

意味があると思っているものに意味なんてないのかもしれない


そう言いたいのかもしれない


そう思うと怖いなー😱
全部を否定されるようで



そういえば
あるブロガーさんが書いてました
小説が現実に即してるとは限らないということを。
意味があるとは限らないともいえるのかな

ただもう
文章を使ったエンターテイメントなのかもしれん🤔




そうそう

この小説の作者ガルシア・マルケス

写真が本に載ってるんでのせますね





やっぱ
この人

ふざけてますよねー😁






以上


まとめられた自信
ないですが😅
(もっと良いシーンがあったような、もっと言いたいことが有ったような気がしますが、もう分からない😱)


「百年の孤独」の感想でした



あーやっと終わる😌ほっ

決して読むのを勧めはしません😁ものずきな人、あるいは天才だけどうぞ






長々と見てくださって
ありがとうございました😆


ではでは~