指先で見る世界 | 楽堂のブログ

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木象嵌と野鳥彫刻の二足のわらじを履いている内山春雄の活動報告 Haruo Uchiyama


2014年3月11日科学博物館のI氏と筑波大学付属盲学校へ出前授業に行く。私は補助として参加した。
最初は剥製に触り鳥の羽根の触感と大きさや形を体験した。
オオタカの翼に感激。

左の肩にオオタカの左の翼を乗せて『オオタカはこうして翼を上下に動かして飛ぶよ』と説明するととても感心していた。

身近な鳥たちを触察してからガラパゴスフィンチにも触れた。

嘴の違いと食べる物の違いを説明するためにガラパゴスフィンチを用意したが、小学生には剥製と物差し鳥のタッチカービングだけで説明が出来たように思えた。


今回は手探りの授業でしたが、普段鳥の世界がよく理解できない盲学校の生徒たちも興味深く「指先で見る世界」を楽しんでくれた。


盲学校での出前授業は回を重ねることで伝え方を探すしかないと感じた。